2013年3月29日 (金)

見上げればそこに

昨年秋、東欧に行きました。

石畳のでこぼこ道に続いて、煉瓦造りの建物が建ち並ぶ。

空は秋を前に少し曇りながら、街の木々や古い家屋上に大きく横たわる。

歴史深い街に住むことの不便さを思いつつ、誇りを感じながら暮らす人達の表情をたくさん見ました。

 

変わってこちらは大阪。

街路樹と高層ビル群。空はビルとビルの間にちらちら見え隠れ。

日本の都会の要素が凝縮されています。

 

先日、大阪市は、現在の御堂筋沿いの建物の高さ制限(原則50m、最高60m)を条件付きで撤廃し、規制緩和を進める方針をとりました。

これにより、一部の建物については、200m程度までの高さで建てられるようになります。

またひとつ大阪の景色が変わります。

 

「都市の景観」という言葉があります。

風光明媚な土地だけでなく、住居やビルや立ち並ぶ都市そのものにも、保全すべき景観、空間、景色があるのではないか。

 

自宅前の交差点にある大きな桜の木。

鳴き声に引かれて見上げれば、たくさんのすずめが乗っかり、花のつぼみを懸命についばんでいました。

 

見上げれば空、都市の中にそんな空間を残すのも、いいのではないかと思っています。

 

最近は高いビルが増え、見下ろすことが増えましたが、
見上げて空間を楽しんでみたいと思います!

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