2013年12月18日 (水)
「リーガルハイ2」に関するよもやま話6
「リーガルハイ2」も第8・9回放送を終えました。
ドラマもクライマックスを迎え、とうとう、最終回となりました。
第9回をご覧になられた方は、ご存知でしょうが、ドラマでは、最高裁が東京地方最裁判所に差戻しをするという見せ場がありました。
地裁、高裁で死刑判決が続いた案件で、最高裁がこのような結論を出すことは、極めて異例です。
ドラマの見せ場ということもあって、このストーリーを作成するに際しては、関係者一同、非常に悩み、そして、この流れになりました。皆さま、どうお感じになられたでしょうか。
さて、私事ですが(このブログの内容も私事ですが・・・)、上述しました第9回の放送日の前日の平成25年12月10日、私が弁護団の一員として関わっている事件(性同一性障害者の男性の方が第三者の精子を使った人工授精で授かった子どもについて、戸籍上、子ども/父親として認めることを求めていた事件)で、最高裁が逆転勝訴決定を下しました。
最高裁での逆転決定が、実務でもドラマでもあり、個人的には、ちょっとした奇縁を感じました。
最高裁決定にご関心のある方は、ぜひ、下記の裁判所HPデータをご覧ください。
最高裁決定
室谷先生、監修&最高裁決定、おつかれさまでした。
内容はずいぶん違うのですが、問題意識が重なる案件を抱えており、興味深く(現実のほうの)最高裁決定のニュースを聞いておりました。
リーガルハイ最終回、見ました! そういえばって感じで見てて
リーガルハイ最終回、見ました!
そういえばって感じで見てて気づいたんですけど、やっぱりああいう事件は裁判員制度が適用されて、国民も一緒に判決下すんですね。
裁判員が法廷で座ってるのを見てて思ったんですけど、裁判員の皆さんって一般国民なのに、裁判に参加するのって辛くないんですかね?例えば、一人の人生のその後について有罪無罪の大きな判断を下すこととか、証拠写真を見たり残酷な事件の内容を細かく聞いたりとかって結構負担にならないのかなぁって思ったんですけど・・・。守秘義務とか出頭義務とかもあるらしいですし・・・。
そうした裁判員の負担もある中で、それでもなお司法参加を優先するのはどうしてなんですか?
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