科学界に与えるダメージを考慮していただきたい

日々真面目に研究を行う科学者の端くれです。
今回のSTAP問題は、今後の日本の科学者の未来に大きな影響を及ぼす可能性があります。
万一、小保方さんの一連の「間違い」が科学の世界で言う「不正」に当たらないとされた場合・・・
日本の科学者の価値観が問われ、日本の科学者だというだけで世界的に認められなくなる可能性があります。
理研が規定に記している『悪意』は一般的にいう「悪意」ではなく、『故意』であると考えられるからです。
小保方さんは「図を見やすくしようと改変した」と自分で言っており、その時点で『故意』です。
これを取り違えたまま裁判にいたり、小保方さんに「悪意」がないという判断になると、へたをすると日本社会は研究上の『故意』の不正を認める国だというレッテルを貼られます。
また、小保方さんの会見を見て「かわいそう」などの声が上がっています。
「論文を書く上で間違いを犯したが、大きな発見をしたけなげな研究者をいじめるのか」などと科学界を批判するような声も上がっています。
弁護士の方はそれを狙ったのかもしれませんが、それは大きな間違いです。
そのような戦略は、科学界を世間の敵に回し、弾圧することにつながりかねません。
科学の世界の基準から見て、今回の小保方さんの論文で、STAP細胞が確実に存在し、STAP幹細胞を樹立できたという証拠は何一つありません。
世間を間違った方向に導くことのないよう、科学界にダメージを与えないよう考慮していただきたい。

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