研究不正の本質

研究不正の本質

研究不正とは,本来,研究成果を,改竄/捏造,あるいは,盗用により粉飾する
ことであり,企業で言えば粉飾決算のことだ.
すなわち,ない研究成果をあるように見せたり,小さな研究成果を大きく見せる
こと,および,他人の研究成果を盗むことが,研究不正の本質だ.

・改竄/捏造は,データの加工/捏造により,真正でない研究成果をでっち上げ
 ること
・盗用は,他人の研究成果を,自己のものと偽り使用する行為
 
データ改竄/捏造の判定基準
1.研究成果の真正性を示す証拠がある場合
  ==> 研究不正には該当しない.
2.研究成果の真正性を示す証拠がない場合
  ==> 研究不正と判断される.
  
理研が,小保方の研究不正を認定した本当の理由
・実験ノートから,実験が実際には行われていないと判断
・生データの提出がなかったことから,STAP細胞は存在しないと判断
・さらに,調査に非協力的な態度も判断材料
 
報道された理研の判定基準は,外形的・機械的なもので,研究成果の真正性を問
わないように見えるが,実質的には,研究成果の真正性を見ているはずだ.それ
を言わないのは,STAP問題の長期化を避けるためだろう.
(検証実験には1年かかる)
 
小保方氏が,何をどの様に説明しても,STAP細胞の存在を証明するデータを
提出しない限り,理研の判定が覆るはずがない.
小保方弁護団の誤りは,理研の形式的な改竄/捏造の判定基準に準拠して,議論
を展開したことだ.
理研調査委員会は,表面的・形式的な理由をつけて,研究不正を認定したが,本
質的にはSTAP細胞そのものの捏造を問題にしている.

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