'14/06/16の若山先生の記者会見を受け、小保方博士が06/18「参加を切望している」との報道を見ました。 岸先生も、下村博文・文部科学相も、再現実験を要望しています。
特に、小保方博士は「人為的な間違いが絶対に起きない環境でSTAP細胞の存在を証明することで筆頭著者としての説明責任を果たしたい」と強い意欲を示しているとも伺いました。
若山先生と第三者機関の解析では、FLSは、129B6F1由来だが、第15番染色体にGFP遺伝子が挿入されており、ヘテロだったから、若山研のマウスではないとされました。しかし、ジェノタイピングにより調べた結果が同じ系統のマウスであるということは、ほとんど、そのマウスは若山研のマウスということなのではないでしょうか。他のマウスを使って、129B6F1のマウスは作れるのでしょうか。もし、GFPの挿入位置を調べなかったら、FLSはF1から作られたと認められたのではないでしょうか。
若山先生も会見で、129B6F1は研究室独自のマウスであると話しておられました。
GFPが第15番にある以上、ヘテロかホモかは意味をなさないと思います。マウスの系統を確認するためには有効な判断材料だと思いますが、18番にあるべきものが15番に挿入されていた事実を説明することはできないのでしょうか。
私にとっては、若山研以外に129B6F1のマウスを作れるようには思えませんし、かといって、129B6F1のGFPを18番染色体から取り除いて15番に移すこともほとんど不可能なように思います。
若山先生は、FLSはF1の系統だが、GFPが15番にありヘテロだから若山研のものではないと、判断されましたが、若山研以外でF1マウスを作れる可能性を示さなければ、若山研のものではないという確証にはならないと思います。
結局、FLSは、若山研の由来でなさそうでもあり、ありそうでもあるという、わけのわからない宙ぶらりんの状況になっていると思います。
それでも、「マウスは若山研から入手した。」と強く主張している、小保方博士のこの自信はどこから来るのでしょうか。上にも書きましたが、再現実験への強い熱意も併せて考えると、私は小保方博士の言葉にかけてみたいと思います。
前にも書きましたが、本当にSTAP細胞(現象)があれば、たいへんな発見であることは明らかです。もし、そのような現象がないのに小保方博士が大言壮語をはいているのなら、博士は悪い意味での錬金術師です。しかし、私は、もし、騙されているのだとしたら、それはそれで痛快です。
私は、基本、STAP細胞はあると考えています。ただ、純粋にSTAP細胞があるかどうか知りたいのです。若山先生も、夢として「あったらいいと思います。」と話されていました。やはり、研究者として、いまだにその夢を捨て去ることはできないのだと思います。
岸先生やその他の「STAPは論文では否定されているが、本人が無いといわない以上、無いことにならない。」という考えの方も、中途半端なことにしておくのはよくない、とのお考えだと思います。
すでに、理研でも小保方博士の助言を得て検証実験を進めているようです。岸先生の言われるように、テラトーマを作成しなければ、実験が不正であったかわからないという考えもあると思います。
目的は何であれ、結局は、再現実験をやらなければおさまりません。
再現実験を支持しない方の中には、税金の無駄遣いだという方もいらっしゃいますが、これが白黒つかないために、すでに非常に多くの無駄使いが発生しています。
公共の電波は、STAP細胞に多大の時間を割いていますし、検証実験や、残されたSTAP細胞の解析にも、多くの研究者の貴重な時間や多額の費用が掛かっているのだと思います。 科学的な知識が十分でない一般の国民までもが、STAP細胞の動向をみるために、多くの時間を割いています。これは、STAP細胞に対する何らかの期待の表れです。
これらの無駄を省き、国民の賛否の期待に応えるためにも、再現実験で明確にする必要があると思います。
最後に、小保方博士は、これまでこのような厳しい環境にありながら、ご自身の考えを曲げることなく、常にSTAP細胞の存在を主張してこられました。博士が、悪意をもってこのような主張をされているのでなければ、たとえ研究に誤りがあったとしても、賞賛をもって語られるべきことだと思います。正しい意味で、錬金術は化学の進歩に大きな貢献をしてきました。そのような意味からも、再現実験が実施されることを応援するとともに、もし実現したら、精一杯実験に立ち向かってくださるようお願いいたします。
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小保方博士に再現実験のチャンスを No3
'14/06/16の若山先生の記者会見を受け、小保方博士が06/18「参加を切望している」との報道を見ました。
岸先生も、下村博文・文部科学相も、再現実験を要望しています。
特に、小保方博士は「人為的な間違いが絶対に起きない環境でSTAP細胞の存在を証明することで筆頭著者としての説明責任を果たしたい」と強い意欲を示しているとも伺いました。
若山先生と第三者機関の解析では、FLSは、129B6F1由来だが、第15番染色体にGFP遺伝子が挿入されており、ヘテロだったから、若山研のマウスではないとされました。しかし、ジェノタイピングにより調べた結果が同じ系統のマウスであるということは、ほとんど、そのマウスは若山研のマウスということなのではないでしょうか。他のマウスを使って、129B6F1のマウスは作れるのでしょうか。もし、GFPの挿入位置を調べなかったら、FLSはF1から作られたと認められたのではないでしょうか。
若山先生も会見で、129B6F1は研究室独自のマウスであると話しておられました。
GFPが第15番にある以上、ヘテロかホモかは意味をなさないと思います。マウスの系統を確認するためには有効な判断材料だと思いますが、18番にあるべきものが15番に挿入されていた事実を説明することはできないのでしょうか。
私にとっては、若山研以外に129B6F1のマウスを作れるようには思えませんし、かといって、129B6F1のGFPを18番染色体から取り除いて15番に移すこともほとんど不可能なように思います。
若山先生は、FLSはF1の系統だが、GFPが15番にありヘテロだから若山研のものではないと、判断されましたが、若山研以外でF1マウスを作れる可能性を示さなければ、若山研のものではないという確証にはならないと思います。
結局、FLSは、若山研の由来でなさそうでもあり、ありそうでもあるという、わけのわからない宙ぶらりんの状況になっていると思います。
それでも、「マウスは若山研から入手した。」と強く主張している、小保方博士のこの自信はどこから来るのでしょうか。上にも書きましたが、再現実験への強い熱意も併せて考えると、私は小保方博士の言葉にかけてみたいと思います。
前にも書きましたが、本当にSTAP細胞(現象)があれば、たいへんな発見であることは明らかです。もし、そのような現象がないのに小保方博士が大言壮語をはいているのなら、博士は悪い意味での錬金術師です。しかし、私は、もし、騙されているのだとしたら、それはそれで痛快です。
私は、基本、STAP細胞はあると考えています。ただ、純粋にSTAP細胞があるかどうか知りたいのです。若山先生も、夢として「あったらいいと思います。」と話されていました。やはり、研究者として、いまだにその夢を捨て去ることはできないのだと思います。
岸先生やその他の「STAPは論文では否定されているが、本人が無いといわない以上、無いことにならない。」という考えの方も、中途半端なことにしておくのはよくない、とのお考えだと思います。
すでに、理研でも小保方博士の助言を得て検証実験を進めているようです。岸先生の言われるように、テラトーマを作成しなければ、実験が不正であったかわからないという考えもあると思います。
目的は何であれ、結局は、再現実験をやらなければおさまりません。
再現実験を支持しない方の中には、税金の無駄遣いだという方もいらっしゃいますが、これが白黒つかないために、すでに非常に多くの無駄使いが発生しています。
公共の電波は、STAP細胞に多大の時間を割いていますし、検証実験や、残されたSTAP細胞の解析にも、多くの研究者の貴重な時間や多額の費用が掛かっているのだと思います。
科学的な知識が十分でない一般の国民までもが、STAP細胞の動向をみるために、多くの時間を割いています。これは、STAP細胞に対する何らかの期待の表れです。
これらの無駄を省き、国民の賛否の期待に応えるためにも、再現実験で明確にする必要があると思います。
最後に、小保方博士は、これまでこのような厳しい環境にありながら、ご自身の考えを曲げることなく、常にSTAP細胞の存在を主張してこられました。博士が、悪意をもってこのような主張をされているのでなければ、たとえ研究に誤りがあったとしても、賞賛をもって語られるべきことだと思います。正しい意味で、錬金術は化学の進歩に大きな貢献をしてきました。そのような意味からも、再現実験が実施されることを応援するとともに、もし実現したら、精一杯実験に立ち向かってくださるようお願いいたします。