小保方博士に再現実験のチャンスを No5

07月23日、小保方博士に対するNHKの過度な取材により小保方博士がお怪我をされたことが明らかになりました。
また、07月22日には、理研が若山教授のSTAP幹細胞の解析結果を訂正しました。
さらに、07月07日、STAP細胞問題について「ネッシーを見つけた。」という比喩を使って、阪大生命機能研究科・近藤滋教授が解説・批判を行っています。
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これらのSTAP報道や批判について一言しておきたいと思います。
それは、STAP論文は、改竄・捏造・剽窃があったとして、理研から不正を認定されましたが、STAP細胞(現象)に関する報道や批判そのものに、改竄や捏造に類する行為が多々見受けられることです。
NHKの過度な取材については、その内容は報道されていませんが、STAP細胞問題で小保方博士を犯罪者であるかのように決めつけ執拗に追いかけまわし、小保方博士を女性トイレにまで追い込んだ取材は、はなはだしく度を越えています。
これは、論文不正で言えば結果をを捏造する行為ではないでしょうか。
また、若山教授の解析結果についても、06月16日の発表当初、小保方博士が由来のわからないマウスを持ち込んだことが確定したかのように報道し、博士自身の「マウスは若山研のものを使用した。」との主張について尊重することをしませんでした。また、若山教授が解析結果を訂正する発表をしても、最初の報道の時のようには大きく扱いませんでした。これは、論文不正のおける「データの変更や省略」の改竄と同じような行為ではないでしょうか。
さらに、近藤教授の「ネッシー」の比喩においては、前提条件を極端に単純化して言葉の上では比喩が成立しているかのように装い(改竄)、もともといない(とされている)ネッシーになぞらえることにより最初からSTAP不在の結論を前提とした議論にすり替えている点(結果の捏造)で、研究不正における改竄・捏造と同じ行為をしています。しかも、研究者としての大学教授がこれを行っているのです。
STAP問題では、この改竄・捏造について厳しく議論されてきたはずなのに、報道・批判する立場の方々は、これを駆使して博士の研究全体が不正であったことを証明しようとしています。
もし、研究不正としてSTAP問題を真摯に扱うつもりがあるのでしたら、報道し批判する方々も、その議論を進める上で、改竄・捏造に類する行為を厳に慎むべきです。
NHKは、07月25日朝のニュースで、07月23日の過度な取材について報道しませんでした。時事通信社(07月24日夜)では「三木弁護士によると、大阪放送局幹部と記者らは24日に事務所を訪れ、『行き過ぎた取材だった』と謝罪した。」と報じています。これが本当なら、NHKは他社に先駆けて、この事実を自ら真っ先に報道すべきです。
小保方博士の研究不正を推測させる事象は、小さなものでも各社先を争って大々的に報道していますが、反証になる事象については大きく扱うことはありません。これは、報道機関が結果を推測してこれを理由づけできる事象に重きを置いているからです。
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小保方博士は、NHKの過度な取材にお怪我をされたとか、また、精神的なショックも受けられたご様子、お見舞い申し上げます。これにめげずに、再現実験に邁進されますようにお祈り申し上げます。
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理研および若山教授は、小保方博士と対立する立場でありながら、速やかに解析結果の誤りを公開されました。その点について研究者としての誠実な態度に感心いたしました。もし、さらなる解析をしなかったとしても何ら批判されることはなかったのに、あえてこれを進め、誤りを見つけ、潔くこれを公開した、この態度は研究者として見習うべきものだと思います。
報道関係者や小保方博士を批判される方々は、若山教授ような態度でSTAP問題にあたるべきだと思います。

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