文藝春秋5月号「小保方事件の謎に迫る」は問題

文藝春秋5月号に須田桃子氏と宮部みゆき氏との対談が出ています。そこに、WHOが報道関係者に呼びかけた「自殺を予防する自殺事例のあり方」に抵触する記事があります。大きな問題です。そこでは、須田桃子氏が自殺した理研の研究者故・笹井芳樹博士の「小保方晴子氏に宛てた遺書」を紹介しながら、勝手な推測を加えつつ、あらかも「小保方晴子氏」が「笹井芳樹博士の自殺に原因がある」と読者にイメージを持たせようとするような内容を語っています。これは、WHOの「自殺を予防する自殺事例のあり方」における「遺書をセンセーショナルに扱わない、遺書を公開しない」の違反そのものです。このように自殺をスキャンダル的な要素を持たせて報道する事は、STAP細胞事件の真相解明に何ら寄与しないどころか、もの言えぬ死者の尊厳を著しく傷つけるものです。須田桃子氏の発言は、第三者の自殺を誘発する危険性すらある内容であると危惧いたします。
そもそも、笹井氏を追い込み自殺へと誘引した張本人の一人とも思える須田氏がこのような発言をしていることに戦慄を覚えます。
また、この発言は、そもそも、遺書を受け取った小保方晴子氏は遺書を公開しておりません。なぜ、その信書を、笹井氏のご遺族にも承諾を得ず、ましてや小保方氏の承諾も得ないままで、勝手に公開するのでしょうか。刑法133条信書公開罪に抵触すると思います。このような理不尽さが平気で通る風潮が嘆かわしいです。みなさんは、何も感じないでしょうか。

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