きょうの私の話は,弁護士としてというより,あるいは弁護士としてとともに,法科大学院の教員としてのPRです。

 

今月末から,主催・法科大学院協会,共催・日本弁護士連合会による,
「今,なぜロースクールで学ぶのか」が全国各地で開催されます。
10月25日(土)13時からの明治大学駿河台キャンパスでの開催が皮切りです。
関西では,11月30日(日)13時30分から京都大学吉田本部キャンパス(法経第4教室)で,京都にある法科大学院が中心になって開催されます。

また,12月13日(土)午後には,大阪弁護士会館を使い,こちらは大阪府下の法科大学院が中心になって開催されます。

兵庫県でも開催が予定されており,日程などが今後決まると思います。

 

法曹(裁判官,検察官,弁護士)になろうという希望者の全体に減少傾向がみられます。また,法曹になりたいと思っている人にも,予備試験経由を目指す人が増え,法科大学院を敬遠する傾向があります。
そういう皆さんに,法曹の魅力を伝えるとともに,「法科大学院で学ぶこと」の意味を伝えるための催しです。

予備試験のほうが司法試験にずっと合格しやすい,というように受け取られがちではありますが,少なくとも法学既修者については,いくつかの法科大学院のほうがむしろ合格率では優っています。
予備試験自体の合格しにくさもあり,お勧めできる途とは言いにくいというのが私の意見です。

また,いささかシニカルな言い方かもしれませんが,法科大学院で学んだ結果として予備試験に合格しているという例も多く見られるのです。

以前にもこのブログにちょっと書きましたが,法曹に必要な多くの資質のうち,予備試験で試すことができるもの,予備試験合格のための勉強で身につけることができるものは,ほんの一部です。

試験というものは,しょせんはその程度のものだと思います。法科大学院での勉強の中には,司法試験の合格のためには直ちには役立たないものも少なからずありますが,そのようなものの中に法曹にとって大切なものがありますし,今後もそうでなければならないと思っています。

 

各会場の催しの内容は徐々に決まって行きます。先輩法曹の話のほか,法科大学院出身の法曹と色々な会話ができる場も作りたいと考えています。大学の2~3年生を主な対象としますが,もちろんそれに限りません。例えば社会人で法科大学院を目指す人も歓迎です。

詳しくは「法科大学院協会」のHPをご覧下さい・・・なのですが,現時点においてはそれほど情報が詳しく書かれていないようです。
もう少したってから見て下さいね。

 

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