2010年11月24日 (水)
もちろん癒しを求めているわけではないが
本日,住吉区で成年後見について講義をしてまいりました。
成年後見とは,以前も当ブログで取り上げたことがありましたが,
平たく言うと,判断能力が低下した高齢者の方々の代理人となって,種々のサービスの契約等をおこなったり,間違っておこなった契約を取り消したりする業務をおこなうことを言います。
地域の行政の方々や,介護事業所の方々が,地域で高齢者が気持ちよく住めるようサービスを提供されていますが,成年後見人も,その方々と一緒になって,高齢者の方が気持ち良く住めるようサポートをするわけです。
今回の講義は,普段一緒に仕事をしている介護事業所のスタッフの方や行政の方々に,成年後見業務の実情を理解してもらうための講義をしました。
弁護士の日常業務は,会社の方々と,訴訟案件についての打ち合わせや,契約書審査についてのヒアリング等,はたまた倒産直前の会社の処理等,1日が慌ただしく過ぎていきます。
そんななか,成年後見の仕事で,おじいちゃんやおばあちゃんと話していると,時間の流れがすごくゆっくり感じられます。なんだか,癒し効果なのか,成年後見人の仕事で面談をした日など,普段の業務もはかどったりします。
僕は,逆に,おじいちゃん,おばあちゃんから,助けられているのかもしれません(笑)。