弁護士の齋藤優貴(さいとうゆうき)です。

 

早稲田大学の斎藤佑樹投手が日本ハムに入団し、今ふたたびの人気再燃のようです(「齋藤」と「斎藤」についてはこちらをご参照ください)。

 

思い起こせば、06年夏の甲子園でのハンカチ王子フィーバー冷めやらぬ時期に司法修習に入った僕は、自己紹介の度にハンカチをポケットから取り出して汗を拭いていたことを思い出します(恥)

 

修習期間中は大勢の前で自己紹介する機会が多いのです・・・

 

ハンカチ王子をネタにしていたものの、あの当時、ホントは名前を名乗るのが嫌でした(笑)

 

修習で同じ班だった人たちからすれば、「あいつはどうせまたアレをやるんだろう」という感じだったことでしょう・・・

 

えぇ、えぇ、期待(?)に応えて毎回やっていましたが・・・

 

彼が大学に入ってからプロ入りするまでの間には一時期だいぶ落ち着いていたのですが、今また名前を名乗る度に「あれっ、まぁ、あのっ!?」と、一体何が「あのっ!?」だかわからない反応を示されるようになり、僕は僕で、引きつった笑顔で「えぇ、まぁ。実はそうなんです・・・」などと、これまた何が「えぇ、まぁ」だか「実は」だかわからない答えをするアツイ日々が始まっています。

 

もちろん弁護士として名前を覚えてもらいやすいというのはいいことだと思いますので、本ブログをご覧いただいた皆さんには名前だけでも覚えて帰っていただきたいと思っておりますが、人生にはどこで何があるか本当にわからないものです。

 

思いがけず重たい看板を背負わされたものだと感じているのは、あまりにも自意識過剰でしょうか・・・

 

ハンカチ王子フィーバーの後、ゴルフの石川遼選手がハニカミ王子と呼ばれていた時期もありました。

 

その石川選手も今やすっかり堂々とされ、全くはにかむどころでないことに時の移ろいを感じます。

 

自己紹介にハンカチが必須だった修習時代から時を経て、僕も弁護士登録4年目に入りました。

 

斎藤佑樹投手や石川遼選手の活躍を目にするにつれ、自分も負けずに成長しなければと心を新たにするのですが、今や足元の弁護士業界も激動の時代です。

 

小林正啓弁護士が他の単位会の若手弁護士から聞かれたという「戸惑い」。

 

「人生を棒に振るリスクを冒してすさまじい努力を重ねて超難関試験に通って、弁護士として日々がんばっているのに、それでも生活の心配をしなければならないのはなぜか。自分は職業選択を間違ったのか。」という戸惑いと「それともこの考えが間違っているのか。」という戸惑い・・・二重の戸惑いが僕にも日々つきまとっています。

 

自分が不安を抱えながら他人の財産や人生に関わる仕事をするのは決して楽ではありません。

 

担当している国選弁護事件で保釈許可決定が出たことにホッとしたりと、今は目の前の事案にひたすら取り組む日々ですが、いつか自分にも斎藤佑樹投手や石川遼選手のようにスカッと爽やかに活躍できる日が来るのだろうかとふと物思いにふけったりもする毎日です。

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