再審判決シンポジウム
身に覚えのない罪で投獄されないために,私たちがしなければならないこと。
警察官,検察官の行う取調べの全過程を録画し,取調べのありようを検証する仕組みを確立することです。
3月19日の拙ブログ(http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/59/entry/784)でご紹介した布川事件の再審判決が,いよいよ5月24日に言い渡されます。
公判の進み具合をみる限り,無罪判決の可能性が極めて高いといえるでしょう。
大阪弁護士会は,判決言渡しの4日後(!)の2011年5月28日(土)午後1時から,シンポジウム「緊急報告 布川事件再審判決 待ったなし!取調べの可視化」を開催します。
ゲストは,当事者の桜井昌司さん,杉山卓男さんのお二人です。
生「ショージとタカオ」に,二度と冤罪事件を起こさないために私たちができること,私たちがしなければならないことを語っていただきます。
さらに,江川紹子さんをパネリストにお迎えします。
江川さんは,オウム真理教をめぐる一連の事件や,昨年,無罪判決が確定した厚生労働省元局長の郵便不正事件など,社会的に注目を集めた多くの事件を取材したジャーナリストとして,皆さんもご存知でしょう。郵便不正事件の無罪判決や,その後発覚した大阪地検特捜部主任検事の証拠改ざん事件を機に設けられた「検察の在り方検討会議」委員としても活躍されました。知的障がいがあるため,コミュニケーションに困難を抱える被疑者の取調べの全面録画試行を提言に盛り込ませた立役者のおひとりです。
詳細はこちらをご参照ください。
http://www.osakaben.or.jp/web/event/2011/110528.php
http://www.osakaben.or.jp/web/event/2011/110528.pdf(告知チラシ)
皆さんのご来場をお待ちしております。