気質の違いは競争の差から生まれているのか
先週・今週と滋賀県商工会連合会主催のセミナーで中小企業の経営者を対象としたセミナーをしてまいりました。
そこで感じたことが,滋賀の会社経営者と大阪の会社経営者の方の違いです。
単に講演で一方的に話をして,中小企業の経営者の皆様を見ているだけでは,大阪の方と滋賀の方の違いは分かりませんでした。
しかし,講演後にいろいろ話をしてみて思ったのですが,滋賀の経営者の方は,すごく人が良いというか性善説に立っているというか,とにかく人が良いなということです。
そんなことだから騙されるのですよ~と思わず言いたくなるような場面もちらほらありました。
それに比べ,大阪の会社経営者の方のほうが,修羅場に馴れているというか,簡単に人を信じないというか・・・。
まあ,そんなことを感じたのでした。
帰りながら,どうしてこんな違いが生じるのか考えみました。
単に,たまたまそうだっただけなのか・・。
しかし,一緒に講演を担当していた先生も,「滋賀県の方のほうが,人が良いな~」とおっしゃってましたので,たまたまそうだったわけではないのでしょう。
大阪のほうが滋賀より厳しい競争社会にさらされているからでしょうか。
競争社会にさらされている方が,取引のリスクを慎重に見積もる,簡単に取引の相手を信用しないということにつながりそうな気がします。
では,大阪のほうが滋賀より厳しい競争にさらされているのか,少なくとも弁護士業界はそうでしょうが(笑),一般小売業,製造業等もそうなのでしょうか・・・・。
バブル後の景気の波に地域格差はなく,輸出額の変動及び内需不振がその要因とも言われている(確か「デフレの正体」という新書で言われていた)ことからすると,あんまり大阪・滋賀で競争に差があるような気はしません。
では,どうして??と思いつくままに書いて,今回は終わろうと思います。
結論を期待された方ごめんなさい(笑)。