2015年7月28日 (火)

裁判傍聴のススメ

少し前までは、雨風がきつくて大変だったと思いきや、最近は非常に暑い日が続いています。そのため、外出する際はこまめに水分をとったり、信号待ちのときなどには日陰にいるなど、暑さ対策が欠かせませんね。健康第一ですので、体調管理には気をつけましょう。

 

閑話休題、本題に入ります。

 

突然ですが、みなさんは裁判所に来たことがありますか?

数年前までは、実際に裁判の当事者にならない限り、裁判所を訪れる機会はほぼなかったと思います。

ところが、裁判員裁判制度(刑事事件において、職業裁判官のみならず、一般市民から裁判員として参加することで、被告人が有罪かどうかなどを判断する制度)によって、裁判所への関心が高まり、裁判傍聴目的で裁判所に来られる方が増えたように思います。

実際、私が刑事裁判の弁護人として法廷に立った際、開廷直前に高校生と思わしき団体20名ほどがぞろぞろと傍聴席に来たことがあり、少しびっくりした経験があります。

 

裁判所に来られたことがない方で、たまに「裁判って実際にみれるのですか。」といわれますが、日本国憲法では「裁判の公開」が規定されていることもあり(第82条)、原則として誰でも裁判を傍聴できます。

 

このブログを読まれた方で、まだ裁判所に来たことがないのであれば、お近くの裁判所で裁判傍聴をしてみてはいかがでしょうか。

 

傍聴の仕方としては、いきなり公開の法廷に入っても構わないのですが、裁判所に期日簿が備え付けてありますので(どの裁判所でも、だいたい正面玄関を入ってすぐのところにあると思います。)、これをみて当日の裁判内容を確認した上で、興味がありそうな事件を傍聴するのがいいと思います(裁判所は平日の昼間しか開いていないので、平日にお仕事される方はなかなか難しいとは思いますが。)。

 

また、知り合いの弁護士がいらっしゃれば、その方に法廷傍聴の同行をお願いしてもいいかもしれません。弁護士は日頃様々な事件を扱っていることから、(ある程度ではありますが)期日簿の内容だけから裁判の内容がある程度想像できると思われます。

 

是非、ご検討下さい。

私も傍聴おすすめです!

刑事裁判の場で,傍聴人が多いことが,被告人にとってより更生の決意を固める良い方向になった経験がありました。傍聴してもらうことにより,司法手続に関与している当事者と司法関係者にとっても良い効果が生まれる場合があることを感じます。

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