2013年1月15日 (火)

受け継ぐもの

毎年この時期には同じような話を書いておりますが、この年末年始も3歳の息子を連れて福島県郡山市の実家に帰省しておりました。

 

郡山市は大した積雪もありませんでしたが、孫に雪遊びをさせたい祖父母の思いもあり、元々の地元である会津若松市まで車を走らせて、鶴ヶ城の一角で半ば無理やり雪だるま作りやそり滑りなどで楽しいひと時を過ごしました。

 

昨夏の帰省時には、これまた孫に水遊びをさせたい祖父母の思いもあり、我が息子は猪苗代湖で湖水浴デビューを果たしました。

 

子どものころに僕が体験したことを、まさにその同じ場所で息子が体験しているという現象は、何だか当たり前のことのようでいて特別なことのような気がします。

 

両親、僕、そして息子と3世代(それ以上)にわたり継承されている時の流れを感じました。

 

会津若松市は、NHK大河ドラマ『八重の桜』で大変な盛り上がりです。

 

皆様もご覧になられましたでしょうか。

 

会津を題材とする映画やドラマはいくつかありますが、過去のもので最も印象に残っているのは、1986年の年末に日本テレビ系列で放送された『白虎隊』です。

 

その後半、西田敏行さん演じる萱野権兵衛が敗戦後に自刃する際のセリフはずっと忘れられません。

 

「見てやるぞ。薩長の連中がどんな国をつくるのか。どんな世の中つくるのか。じっくりと見てやるぞ。」

 

明治以降も会津人は決して歴史の傍観者ではなく、今回の大河ドラマの主人公である山本八重をはじめ、傑出した人材が日本のために力を尽くしてきましたが、それでも多くの会津人は、明治以降ずっと、そして今もって薩長の連中がどのような世の中をつくったのか、じっくりと見ていることに間違いありません。

 

ひとりの会津人として今の時代をどう生きるのか。

 

僕自身もまだまだ心許ないところではありますが、きっと近い将来、我が子にも会津士魂を継承しなければならない時が来るのでしょう。

おかげで

年末、「八重の桜」の紹介番組が流れていたとき、
以前、先生が書かれていたブログを思い出し、
同志社女子を作った人らしいよ、と(さも物知りのように)言ってみたら、
みんなに、へえ~と言ってもらえました(えへ・・・)。

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