2011年7月20日 (水)

親子って

そういえばこのブログにも何度か書いていますが、またまた子どもの話です。

 

ホントにプライベートなことで恐縮です。

 

もうすぐ2歳になる息子には本当に毎日励まされます。

 

帰宅前には「この仕事を切り上げられたら家に帰って顔が見られる」と思ってもうひと踏ん張りできます。

 

仕事で何か逃げ出したくなるような時に、子どもの写真を見て、「この子の父として恥ずかしくない仕事をしよう」と自分を奮い立たせることもしばしばです。

 

まだ2歳にもならない子どもから日々こんなにも大きな影響を受けるとは、正直予想していませんでした。

 

こんな毎日を送っていて、ふと思いました。

 

僕の両親も僕の存在で励まされたことがあったんだろうか、と。

 

特に父は今の僕と同じような思いで仕事に頑張れていたんだろうか、と。

 

幸い両親ともまだまだ健在ですので機会があれば聞いてみたいとは思いますが、なかなか照れくさくて聞きにくいですね。

 

ロースクールにまで進学させてもらい、両親には一方的にお世話になってきたばかりだと思っていましたが、もしこんな僕の存在でも若き日の両親の励みや喜びになっていて、今もなおそうなのだとすれば本当にうれしいことだと思います。

 

少年事件や離婚事件に取り組んでいると、親子って何だろう、家族って何だろうと考えさせられることも少なくありません。

 

見ていてつらくなる関係を目にすることもあります。

 

ある離婚事件では、家を出て行ったお父さんが水道・光熱費の引き落とし口座を解約してしまったことがあり、そのことを知った幼いお子さんが「水が出なくなったら死んじゃうって先生が言ってたよ。お父さんは僕たちに死ねって言ってるの?」とお母さんに訴えたというつらい話もありました。

 

親と言っても一人の人間ですので決して過度な無理をする必要はないのでしょうが、親は親として精一杯生きる中で、子どもは子どもとして精一杯生きる中でお互いに影響し合いながら出来上がって行くのが親子関係、家族なのかなとも思います。

 

人から影響を受けて、人に影響を与えてという関係はもちろん家族だけではありませんが、その基本が家族にあるように思います。

 

息子のおかげで両親に対する感謝の気持ちも増しました。

 

息子にも両親にも本当に感謝の毎日です。

 

追記:妻が登場しないことに他意はありません。

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