日本の弁護士には英語を話せない人が結構います。
恥ずかしながら、私もその一人です(もちろん、話せないだけでなく、聞き取りもダメです。)。


お隣の韓国では、弁護士は大抵、英語を普通に話せるという話を聞きました。日本の弁護士の実情を知られたら、さぞかし驚かれることでしょう。


もちろん、日本の弁護士にも、業務で日常的に英語を使用している人がいますし、留学して外国で法曹資格を取得してくる人も結構います。また、英語に限らず、フランス語、ドイツ語、中国語、韓国語などの外国語に精通している人もいます。
でも、日本の弁護士は「日本語オンリー」の方が多いのではないでしょうか。


まさに「日本語オンリー」の私は、「国内で弁護士業務をする上では、英語を話せなくてもそれほど支障がない。」という言い訳で10年間乗り越えてきました。


しかし、これからは、そんな言い訳は通用しないかもしれません。
日本にはたくさんの外国の方がいらして、そういう方の法律相談を受けることも十分あり得ます。
また、今のご時世、企業から海外事業案件に関する法律相談を受けることも多くなるでしょう。


実際、最近、英語を話せないことの不便さを思い知らされる出来事が多く、例えば、友人の会社社長に、海外の取引先との契約書チェック及び修正を相談されたのですが、「日本語オンリー」の私が無責任にお引き受けするわけにもいかず、英語が堪能な友人弁護士を紹介しました。


また、今年になって2回ほど、外国の方がパネリストや講師をされるシンポジウム、講演の司会進行役を引き受けたのですが(当然、通訳付きですが)、司会が何となくグダグダになってしまい、恥ずかしい思いをしました。
特に恥ずかしく感じたのは、講師・パネリストが英語で軽いジョークを言っても、すぐにはその面白さがわからず、通訳されて初めて理解できたような時です。
会場の皆さんには英語が堪能な方も結構いらっしゃり、そういう方々は通訳を待たずとも、講師のジョークに対してタイミング良く笑われているのですが、ジョークの意味がわからないダメ司会者はただ「ポカーン」。通訳を待ってからタイミング遅れで笑う自分に自己嫌悪でした。


何とか、こんな自分を変えたいと思うのですが、自主的に英会話レッスンに通おうという気力と時間がなかなか持てず・・・。
いっそのこと、弁護士会が「弁護士には英会話が必須である」として、英会話研修を義務化し、強制的に学ばされる機会を与えてもらえないか、などと勝手なことを考えています。

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