弁護士に関するウワサ-ウソ?ホント?
「弁護士」に対する一般的なイメージはいろいろあるかと思います。
最近ではテレビなどマスコミで弁護士が登場することも増えたので、認知度が高まったとは思いますが、それでもまだ「都市伝説」のように(?)、誤解されたイメージをもたれていることがあるようです。
そこで、昔からよく指摘されている弁護士のウワサについて、いくつか挙げてみました。
もっとも、私の主観がかなり含まれているので、あまり鵜呑みにしないでくださいね。
【ウワサ①】
「六法全書を全て暗記している。」
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無理です。暗記する必要もありません。
「どういう法律があって、そこにこういう内容の条文がある。」という程度の知識があり、必要な時にすぐに調べることができる(適切な条文を探すことができる)のであれば、弁護士の仕事はつとまります。
【ウワサ②】
「医者のように、いろいろな専門分野があるので、専門分野以外は相談できない。」
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確かに得意分野を「専門分野」としてお伝えすることはありますが、基本的には、あらゆる分野に対応できることになっています(「専門分野」以外は対応できないということはありません。)。
「民事ですか?刑事ですか?」と尋ねられることもありますが、扱う件数の差はあるものの、ほとんどの弁護士が両方対応できます。
もっとも、個別の専門性の高い分野について対応できない場合もあり、そのような場合には、その分野に精通している知り合いの弁護士をご紹介することが多いです。
【ウワサ③】
「紹介者がいないと相談にのってもらえない。」
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そういう方針で業務をしている弁護士もいますが、若手弁護士には少ないと思います。
例えば、弁護士会の相談センターや、役所の無料法律相談を担当する弁護士は、当然ながら、初めてお会いする方の相談を受けるわけですし、そのまま受任することもあります。
大阪弁護士会のホームページを検索されて御連絡いただいた方の相談を受けることもあります。
【ウワサ④】
「まじめすぎて、つまらない人が多い。」
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・・・一概に否定できませんが、そういうイメージを払拭するために、このブログでたくさんの若手弁護士が奮闘しているわけです・・。
【ウワサ⑤】
「弁護士だからといって威張っている。」
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・・・ウワサ④よりひどいですね。若手には少ないと思いますが・・。
ただ、あんまり腰が低い態度をとっていると、かえって「威厳がなくて頼りない」と依頼者の方からご指摘を受けることもあるでしょう。
依頼者の方に不快感を与えないよう、バランスの良い接し方を心がけるようにしています。
【ウワサ⑥】
「忙しくて休めない。」
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これは十分ありえますし、むしろ若手に多いかもしれません。
でも「ワーク・ライフ・バランス」が大事ですよね。
【ウワサ⑦】
「弁護士は金持ち」
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先輩方や一部の若手にはそのような方をお見受けしますが・・・。
ただ、経費なども結構かかるし、将来の保証がない職業なので、節約して貯金している人は結構多いかもしれません。
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