2011年6月17日 (金)
「松本清張」
松本清張の本をよく読むが,やはり味わい深く,素晴らしい。
小説家としてのスタートは,40歳を過ぎてから。そこから,推理小説,時代・歴史小説,ノンフィクション,長編小説,短編小説,書き上げた作品は1000に及ぶとのこと。しかも,内容が濃い,質の高い作品ばかりである。
昨年,小倉市の松本清張記念館に行ったが,書斎,書庫,応接室が復元されていて興味深かった。圧倒されたのは,バラエティ豊かな書籍の量(展示されているは,ほんと一部であろうが)。気が遠くなるような調査・考証のうえに,作品が作られていたのであろう。
松本清張は,40歳を過ぎてからあれだけの偉業を成し遂げた。自分は,まだ40歳手前。努力次第で様々なことを成し遂げられる,弱音をはいている場合でない,自分にそう言い聞かせたい。
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