順位について
塚崎です。
7,8年前に,「順位をつけない運動会」が話題となりました。
運動会の徒競走で順位をつけないのだとか。真偽は不明ですし,真実としても,現在も行なっているのかはわかりません。
その賛否については,色々な意見があるのだと思います。
先日久しぶりに,甲子園球場でプロ野球観戦をしました。野球好きにとって,甲子園,特に暑い季節にビールを飲みながらの甲子園は最高です。甲子園は,贔屓の球団にかかわらず,観客とグラウンドに一体感があり,スポーツ観戦の醍醐味を味わうことができます。
で,久しぶりに甲子園に行って驚いたことがありました。ビールなどの販売員の方(いわゆる「売り子さん」)に順位がつけられているのですね。腕に「ビール売上ランキング2位」などと書いた腕章が巻かれていました(男性の販売員の方もいらっしゃるのですが,腕章はなかったような気が)。大甲子園のスタンドでは,「さっき3位の人から買ったし,今度は1位の人いっとこ」「あの人を1位にするために,あと3杯は飲んどかな」などというやりとりが夜な夜な繰り返されているのかもしれません。
運動会やビール販売での順位付けはともかく,世の中には色々な順位,順位付けがあります。順位付けは,それ自体大変わかりやすく,それゆえ説得力は抜群なのですが,重要なのは,誰が,何を基準として,何のために順位をつけたのか,など順位付けの前提を確認することだと考えています。恣意的な基準を設定すれば望む結論(順位)を得ることができます。前提を確認して,その順位が語る射程距離を確認すれば,順位の意味が相対化し,誤った結論を導く可能性が低くなるように思います。
これらの前提の確認は,AKB総選挙のように容易な場合もあれば,わかりにくい場合もあります。ネットなどで目にする「弁護士ランキング」のようなものはどうでしょうか。誰が,何を基準として,何のために順位付けしたのか,を探っていくと,なかなか面白いところがあるように思います。
ランキング
最近は、消費者パワーを重視した口コミベースのランキングが多いように思います。
購入時の影響はかなりあるのではないでしょうか。
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