2010年9月6日 (月)

成年後見人

 

成年後見人ってご存知ですか?

 

認知症等によって判断能力が低下した高齢者を、支援し保護する人のことを言います。

高齢化社会が到来し、認知症が進行し財産が散逸してしまう事例が多く存在します。

そのような事態を防ぎ、ひいては、認知症の方であってもその方の自己決定権を尊重して、できるだけその人らしい生活の実現に向けて家族や地域と協力していく、簡単にいうとそんな仕事です。

 

成年後見人をしている弁護士は、全体数から見るとまだまだ一部の弁護士にとどまります。

弁護士以外にも、社会福祉士や行政書士またはご親族の方がされていることも多いです。

 

では、わざわざ弁護士がつくメリットがあるのでしょうか。

 

それは、弁護士が後見人となった場合、弁護士が他の専門職の方よりも法律業務に精通していることから、被後見人に生じ得る紛争を予防できるケースが多いことです。

被後見人も生活している以上、様々な契約の主体となります。

弁護士が後見人についていれば、仮に被後見人が取り消されるべき契約をおこなったとしても迅速・適切な対応が可能となるのではないでしょうか。

そして、これらのことが、被後見人の生活の質の向上に繋がっていくのです。

 

とまあ、堅いことを言いましたが、僕自身が後見業務をしているときに思うこと。

それは、これまで頑張って働いてきたおじいちゃん・おばあちゃんの余生を良いものにしたい、残された人生を笑顔で謳歌してほしいと、単純にそれだけなんです。

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