2011シーズン開幕
これまで何回かブログで取り上げている僕の好きなものです。
2011年のF1グランプリが開幕しました。
今年は,開幕戦はバーレーンで行う予定だったのですが,政情不安のため,3月27日のオーストラリアが開幕戦となりました。
既にオーストラリア,マレーシア,中国と3戦が行われています。
今年の見どころは,何と言っても小林可夢偉選手です。
F1は1つのチームで2人がレースに参加します。チーム内での戦いにより,接触等余計なことを避けるために,チームオーダーなるものが存在します。
速いドライバーが1stドライバー,遅いドライバーが2ndドライバーというわけです。
1stドライバーとなると,レースでのピットインのタイミングとか,新しく性能の良いパーツの使用などチームから優遇され,より有利に選手権を戦えるわけです。
今年,小林可夢偉選手は,日本人として初めて1stドライバーとして参戦していると言われています。
フルタイムで参戦する日本人ドライバーは,1987年の中島悟選手までさかのぼります。
中島悟選手は,参戦時のチームメイトは今は亡きA.セナ選手。当然2ndドライバーでした。その後,鈴木亜久里選手,片山右京選手,佐藤琢磨選手と数多くの日本人選手が参戦しましたが,いまだ,1stドライバーとして参戦した選手はいないと思われます。
小林可偉夢選手が1stドライバーとして参戦できたのは,昨年,予選,決勝でチームメイトより優秀な成績をおさめたからでした。彼のステディな走りが監督の目にかなったわけです。
開幕戦直前に東日本大震災が発生し,開幕戦では,F1関係者全員による黙とうがあったほか,各チーム,各ドライバーが,日本へ応援のメッセージを送っていました。
その中でも,車両規定違反で失格となった開幕戦も含めて,今のところ全戦ポイント圏内で完走している小林可夢偉選手の走りは,まさに復興へ向かう日本の象徴のような気さえしてきます。
小林可夢偉選手の走りから目がはなせません。
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