小学校への出張授業
この度,縁あって,大阪府下のとある小学校にて,「弁護士のお仕事」について授業をする機会を与えていただきました。
とはいえ,本来与えられた授業のテーマは「悪質商法による消費者被害」について。
そのテーマずばりを小学生に解説せよ,となると,これがかなり難しい。
世間では,様々な悪質商法による消費者被害がみられます。
突然,悪質業者が自宅に訪問してきて,不要な物を高額で売りつけるといったケース。街中を歩いていると,突然声をかけられて,言葉巧みに店舗まで誘導され,これまた不要な物を売りつけられるケース(キャッチセールス),などなど。
もちろん,正しく商売を行っている業者の方も数多くいらっしゃるので,これら商法の全てが悪質という訳ではありませんが,トラブルになりやすい商法,悪質業者が関与しやすい商法があるというのも事実。
これまでにも,何度かご縁があって,こういった消費者被害問題について,教育機関で講義等をさせていただく機会がありました。大学であったり,専門学校であったり,高校であったり。
ですが,これまでは一番若くても高校生対象であったのが,今回は小学生相手の授業。
これがかなり難しいものなのです。
高校生以上の,ある程度理解力のある方を対象とする講義であれば,身の回りで起こりうる消費者被害にもある程度の基礎知識を持っていることが多いので,それなりに専門的な用語を用いたり,多少難しい事例を説明する場合でも理解していただきやすいのですが,小学校の生徒さんにお話するとなると,専門用語を用いても分かってもらえませんし,難しい話なんかしたら,まるで興味をもってもらえないでしょう。
どんな話をすれば興味を引きつけ,そして少しでも問題点を理解してもらい,その結果,弁護士の仕事や役割というものにも魅力をもってもらえるか。
今,その授業の構成を考えるのに四苦八苦しています(笑)
小学校の授業といえば,せいぜい45分程度。講義をする側からすれば,本当にあっという間に時間が過ぎていってしまいます。
でも,生徒さんにとっては,もしかしたら,生まれて初めて「弁護士さん」と接する機会になるかもしれない貴重な時間。
退屈させることなく,わずかながらでも魅力をもってもらえるように頑張らないといけないなあ,と普段以上のプレッシャーを感じています(^^)
大事なこと
生活上のリスクを伝えることは、お金の問題とあわせて、
大事なことだと思います。
機会があれば雰囲気を教えてください!
新しいコメントの投稿