2012年6月4日 (月)
弁護士の給与
今日の日経に、弁護士の初任給の希望は1000万円という文字が躍っていましたね。
が、初任給で1000万円を超える弁護士は、本当にごくわずかだと思います。
あのような偏った情報で、弁護士のイメージが作られるのは怖いですね。
私にも初任給で1000万円(推定)を超えるような事務所に入所した友人が何人かいますが、
彼(彼女)らは、ほとんどが朝9時ころから夜中の3時、4時ころまで働いています。
ブログには、朝6時に、(夜ご飯として?)焼き肉を食べている写真がアップされたりしています。
夜中の1時でも2時でも、事務所から支給されている携帯電話に電話がかかってきて、事務所に戻ったりもしているようです。
もちろん土日もほとんどなく仕事をしています。
「命を削って仕事をしている」、と私は彼(彼女)らを見て思います。
仮に年収1000万円としても税金、弁護士会費等を考えると手取りは800万円程度になります。
労働時間を、1日平均20時間、休日なしとすると、
なんと時給は1000円程度になります。
弁護士は高給取り、そう考えている人も多いかと思いますが、
高給の弁護士も、高校生のバイトよりも安い時給で命を削って生きています。
自腹で刑事弁護活動等に力をいれている弁護士もたくさんいます。
弁護士の実体はイメージと違うところもある、今日は、そんなことをお伝えしたいと思いました。
働き方と収入
弁護士とひとくくりにできないくらい、働き方も多様ですが、
そのことは実際に働き出してみないとわからないことでした。
働き方に対応して収入が違ってくることもあると思いますが、
収入だけの比較となると残念ですね。
コメントありがとうございます。
そうですね。
弁護士に限らず、収入だけの比較ではわからないこともたくさんあると思います。
私も土曜日出勤で時給を下げています(笑)
委員会活動とか会派活動とかを労働時間に入れると時間給が著し
委員会活動とか会派活動とかを労働時間に入れると時間給が著しく低下します。
弁護士が儲からなくなった昨今,弁護士会費を取られたうえでのボランティアは異常としか思えません。
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