2012年10月26日 (金)

傍聴の作法

先日、知人と話していた際、「裁判傍聴に行ってみたいが、
どうすればよいのか全然分からない」という話に
なりました。

こういった話は、比較的よく聞くように思います。


誰だっていつだって、空いてれば入っていいんだ、と
 答えると

 


「入口で荷物チェックされるの?」
「あちこちに警備員が立ってて、不審な動きをしたら怒られる?」
「どのタイミングで法廷に入ればいいの?」

 


など、たくさんの質問をされました。

確かに、裁判傍聴の仕方なんて、誰も教えてくれません…。


荷物チェックはありませんし、きょろきょろしていても怒られは
しません(写真撮影は禁止なので、カメラを構えると注意されますが。)。

法廷は…それこそ、いつでも入ってOKですが、これが一番
驚かれます。

コンサートで曲の間に入ってはいけないように、事件と事件の
間でしか法廷には入れないと思っておられる方が多いようですが、
実は、いつでもOKなのです。

どんなに尋問が白熱していても、裁判長がしゃべってる最中でも、
出入りは自由です。

 


「そんなの失礼じゃない?!」
「裁判長がしゃべってるのに?」

 


…確かに、失礼といえば失礼です。
一般的なマナーからは、もっともなご意見ですが、裁判所では
お気遣い無用という運用になっています。


そのほか、身柄拘束されていない被告人が同じ傍聴席にて
待機していることがあることや、法廷の外の廊下には
椅子があって、そこにも関係者がたくさんいることなど、
弁護士としては当たり前のことでも、改めてお話すると
驚かれることは多々あります。

 

 

たくさんの方が裁判傍聴に興味を持たれることは、
我々弁護士にとってだけでなく、検察官、裁判官にとっても
嬉しい(?)ことだと思います。

 

みなさんも是非一度お越しください。

そうですね。

テレビドラマとの違いも感じられて、おもしろいと思います!
裁判長が「トントン」とたたかないとか・・・。

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