他者受容を基調となる世界を求めて
こんにちは。室谷光一郎です。
年末も近付き、皆さん、今年を振り返られることが多いのではないでしょうか。月並みですが、私も色々と振り返りつつ、そして、来年に思いを馳せている今日この頃です。
そして、そんな中、今年の世界は「分断」と「他者理解の欠如」だったのではないかと感じております。
ご存知の通り、世界的に、経済、政治の分野において保護主義的な傾向が高まり、「異なる」他者を理解しようとするとよりも、「異なる」他者との違いを強調し、〇〇ファーストなどという自己中心的な風潮となっております。自己と他者を分断し、分断した他者に対する共感をすることはおろか、他者を理解しようともしない、そんな社会風潮となっていることがとても気になります。
弁護士の仕事は依頼者の代理人となって、「他者」である相手方と交渉をしたり、裁判をすることですが、「他者」である相手方の真意や主張を理解しないと、妥当な結論を得られないことが多々あります。私たちの日常生活や業務においてさえ、他者理解はとても重要なことです。
憲法、知ってますか?
こんにちは。室谷光一郎です。
最近は「リーガルハイ」「グッドパートナー」等のドラマの話ばかりを書いておりましたが、今回は憲法のことを書いてみたいと思います。
昨年から憲法が熱いように感じます。
そして、昨年の国会の中で、安倍首相が「芦部信喜」なる人物を知らなかったことがちょっとした話題になりました。
皆さん、「芦部信喜」なる人物をご存知でしょうか。
弁護士を含む法律家の皆さんなら、おなじみの司法試験の際の憲法「必読書」を記した芦部信喜東京大学名誉教授のことです。
この憲法必読書は「芦部憲法」とも呼ばれ、法律家の共通言語のひとつとも言えます。
が、芦部信喜先生のことや芦部憲法を知らなかったとして何か問題になるのでしょうか?
そもそも、法学部以外の方、法律家の方以外の方には、芦部信喜先生、芦部憲法の認知度が高いように思われません。それ自体は特に大したことではありません。
ドラマ「グッドパートナー 無敵の弁護士」、いよいよ終盤へ
前回に続き、私が法律監修をさせて頂いているドラマ「グッドパートナー 無敵の弁護士」のお話です。
ドラマも本日8話まで進み、来週でいよいよ最終話という終盤です。
ということで、内容をここで書きたいのですが、それはできませんので、別の話題を。
今回は、このドラマにおいて、私がどんな関わり方をしていたのかについて、少し書いてみたいと思います。
今回、私は、台本作成前の打合せから台本完成段階まで、法律家の観点から、アイディアを出させて頂いたり、台本内容の検討をさせて頂きました。具体的には、1話ごとに、初稿作成までのアイディア段階の過程では、私の実務経験や知見、実務状況、裁判例等を出させて頂き、ディスカッション等を行っておりました。そして、次の台本という形になってからは、初稿から5~6稿・・・と台本の完成までは、何度も何度も台本を読ませて頂き、用語チェック、法律・裁判例・実務との整合性等について細かく検討して指摘させて頂いておりました。
ドラマ「グッドパートナー 無敵の弁護士」の法律監修をします
まずは、熊本県、大分県等で震災被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げ、そして、一刻も早い復旧がなされることを心より願っております。私も一弁護士として、一個人として何ができるか、共助の精神に立ち返って考え、行動していきたいと思っております。
本日4月21日から放送される連続ドラマ『グッドパートナー 無敵の弁護士』(木曜21時~ 主演:竹野内豊さん、松雪泰子さん http://www.tv-asahi.co.jp/goodpartner/)の法律監修をさせていただいております。
ドラマの法律監修は『リーガルハイ』以来であり、ある程度の慣れがあるとはいえ、「リアル」と「リアルらしさ」の乖離と距離感を考えながらの法律監修作業はなかなか大変です。ただ、ドラマを通じて映る弁護士のあり方をスタッフの皆さんとお話をする中で、素朴に弁護士のあるべき姿とは何か、弁護士とは実社会で何を求められているのか、そんな原点を考えさせられる作業でもあり、しんどいながらも楽しく法律監修をさせていただいております。
今年の目標
新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
今年は、私の事務所にも新人弁護士さんが入ることになりました。
そこで、事務所がクライアントにできることについて、質も量も大きく向上していかねばと思っております。
と、少し、やる気になっておりますので、今年の目標について考えてみました。
〇運動をする、ダイエットをする
〇健康に生きていく
〇自分に関わる人みんなを幸せにする
〇昨年以上に事務所もクライアントも満足してもらえる仕事をする
〇事務所をもっと質的量的に深化させる
〇昨年以上に自分が専門とする分野を深化させ、様々な挑戦をする
〇メディア関係に関する大学講義を行う、執筆を行う
〇今年は「リーガルハイ」以外のテレビ番組の法律監修にも関わる
〇昨年までと違う公益活動にチャレンジする
〇昨年はなかなか持てなかった自分の時間を持つ
〇趣味を持つ