独立の報告&リーガルハイSP
さて、10月1日をもって、独立&新事務所開設をいたしました。
これも多くの方々に支えられてのことですので、まずは、この場をもちまして、皆様方へ御礼申し上げます。
弁護士以外の方にとっては、弁護士の独立と言われても、何のこと?と思われるかもしれません。
簡単に言えば、自分の事務所を設立することですので、場所の選定、内装備品の選定、諸道具の用意、関係各所への連絡等、とにかく、全部、自分ですることとなります。通常業務と並行してやらないといけないわけで、御多分にもれず、私も9月はアップアップした生活を送っておりました。正直、もう一度、やれと言われましたら、逃亡しそうです・・・
ともあれ、独立して新オフィスで執務を開始できておりますので、これまで以上に、多くの方々に納得いただけるような仕事をしていかねばと思っている次第です。皆様、今後ともどうぞよろしくお願い致します。
そして、次に宣伝です(笑)。
私が法律監修をしている「リーガルハイ」がスペシャルドラマとして、
11月22日(土)午後9時~午後11時10分(フジテレビ系列)
鈴木敏夫プロデューサーから学ぶプロであるということ
弁護士は法律業務に関するプロです。
常日頃、私は、プロ意識を持って、仕事に対峙することが大事だと考えております(どこまで、プロとして実践できているか、心許ない限りですが・・・)。
そこで、プロ意識に関する考察については、様々なプロの書いた書物等に目を通し、自分を省みるようにしております。
最近、読んだ本の中でかなり感動した本があります。
「仕事道楽-スタジオジブリの現場」(鈴木敏夫、岩波新書)
です。
「あの」スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが書いた「仕事論」ですので、面白くないはずはありません。
その中で出てきたフレーズで、ハっとさせられたものがありました。
「大事なのは『いま』『目の前』です。『昔』はもう、どうでもいいんです。」 スゴイことだと感じました。
著作者とは誰か?
先日、ある大学の「メディアと表象文化」論という授業に招かれて、
著作権法について少しお話をさせていただきました。
そこで、法律を離れて、著作物や著作権の意味を根本的に考える良い機会となりました。
TPPでも著作権保護期間をめぐって論争が繰り広げられ、
フェアユースといった著作権制限規定についても論じられており、
著作権のあり方そのものが問われる時代になっております。
著作権法には、著作物、著作者と概念が分かれており、著作者の権利も多岐にわたって規定されております。
著作物とは「思想又は感情を創作的に表現したもの」(著作権法第2条第1項第1号)、著作者とは「著作物を創作する者」(著作権法第2条第1項第2号)と定義されております。
このように著作権法では、著作物と著作者が明確に定義されております。
しかしながら、何らかの表現物は、一人の人間が一人だけで生み出したものであるといえるのでしょうか。人は、様々な表現物に囲まれて社会生活を営み、その中で文化活動もしております。そして、様々な表現物に触発される形で、個々の表現物が生み出されております。
つまり、表現物は、決して一人の人間の手によってではなく、様々な過去からの表現物や社会を介して、ある人間の手によって創作されるという側面を有しております。
人生の転機
気が付くとブログの担当が回ってきておりました。
さて、何を書くべきか、悩んでおりました。
ネタがない・・・
そうしたところ、先週は自宅引越しでバタバタしておりました。
妻が7月に出産予定なので、妻の実家に近い場所に引越しした次第です。
で、この後の予定を考えておりました。
7月には子ども出産、10月には私が独立する予定とイベントが続くのです。
自宅購入&引越し、初めての子どもを授かること、事務所独立
そうなのです、よくよく考えると、今年は私にとって転機の年なのです!!!
そこで、今後を占う上で、おみくじをしてみました。
なんと、「凶」でした!生まれて初めての「凶」!
占いを吹き飛ばすくらい、気合を入れて、あとの下半期を頑張ります!!!
「見せる」ということ
こんにちは。 4月から、ブログのレギュラーとなりました室谷光一郎と申します。
昨年後半から今年にかけて、ドラマ「リーガルハイ2」の法律監修をしていたことから、そのよもやま話を投稿させていただいておりましたが、この4月からは、心機一転、色々な話題を取り上げていってみようと思います。 と言いつつですが、ドラマネタです(笑。 私は、深夜に帰宅して、睡眠時間を削ってでも、 録画したドラマを見てしまうほどのドラマ好きです(笑)。
ある日の深夜2時頃(笑)、録画していたドラマを見ていて、ふと、気が付いたことがあります。 ドラマには、演出、ストーリーが欠かせないものですが、「見せる」ということが主となって構成されております。
これって、弁護士の仕事にも共通することなのではないかと。 弁護士は、自らが、キャストになることもあれば、スタッフになることもありつつ、演出、ストーリーをもって、「依頼者の思いを見せる・実現させる」ことを意識しながら進めていく、そんな仕事ではないかと。
今後、どうぞよろしくお願い致します。