「休眠預金」の活用について
休眠預金という言葉をご存知でしょうか?
これは、金融機関に預金として預け入れたまま、長期間その口座へ預金者側から入出金などの取引が行われなくなり、金融機関から預金者への連絡も取れなくなった状態の預金口座のことをいいます。
このような「休眠預金」は、そのままでは銀行などの金融機関の利益になってしまいます。それでいいのか? むしろ、そのようなお金は、社会のために活用できないのか。このような疑問を、病児保育事業を通じて子供の貧困対策に取り組むNPO法人が提起し、他のNPOの関係者間で長く議論を重ねてきました。その発想の基礎には、2009年に韓国で行われたNPOのシンポジウムにおいて、韓国で「休眠口座基金」というものがあり、それを福祉支援目的で活用されているという報告にありました。その後、政府もその提案には興味を示し、東日本大震災の復興支援に使うための検討も含め話が広がってきています。
労働時間規制を大幅に緩和する労働基準法等の一部を改正する法律案に反対する会長声明
3月27日、労働時間規制を大幅に緩和する労働基準法等の一部を改正する法律案に反対する会長声明を発表しました。
【労働時間規制を大幅に緩和する労働基準法等の一部を改正する法律案に反対する会長声明】
現在、政府は、「労働基準法等の一部を改正する法律案」(以下「本法案」という。)を閣議決定し、第189回国会に提出しようとしている。
本法案は、高度専門的知識を要する業務に従事し、年収が平均給与額の3倍の額を相当程度上回る等の要件を満たす労働者について、労働時間規制の適用を除外する「特定高度専門業務・成果型労働制(高度プロフェッショナル制度)」を創設することや、企画業務型裁量労働制を拡大する等、労働時間規制を大きく緩和するものとなっている。
現行の労働基準法では、1日8時間1週40時間の法定労働時間規制(同法32条)、6時間超で45分・8時間超で60分の休憩付与義務(同法34条)、4週4日以上の休日付与義務(同法35条)、時間外・休日・深夜労働に対する割増賃金支払義務(同法37条)といった労働時間規制が定められている。
夢を叶えること/今を生きること
ある会合での席のこと。
「あなたが子どもの頃、憧れていた夢の職業は何ですか?」と聞かれた方が、「弁護士になりたかったです。今は全く違う職業ですが。」と答えられている場面に遭遇しました。
申し訳ございません、私、今は弁護士をしておりますが、思春期・青春期に弁護士になりたいとは露とも思っておりませんでした。
思春期・青春期の頃、ひっそりと私が温めていた夢がありました。
それは、「物書き」になることです。
小説家、脚本家などなど。
クリエイティブな文才がないにも関わらず、憧れておりました。
あまりにも無謀なので、誰にも言わず、ひっそりと、ノートに作品を書いては、懸賞に出し、落選をする。そんな繰り返しをしておりました。
たった一度ですが、佳作を頂戴して有頂天になったりもしておりました。
そして、「リーガルハイ」法律監修の際には、クリエイティブな世界との間接的な関わりを通して、昔の夢を思い出したりもしておりました。
なおす
たぶん小学校4年生くらいのころ,毎月楽しみにしていた学研の「学習」に,こんな話が載っていました。
娘「おかあちゃん,しょう油がないで」
母「そうか,隣の田中さんところ行ってかってきて」
田中さんのところで
娘「田中のおばちゃん,おしょう油ください。いくらですか?」
田中「うちはお店じゃないからおしょう油は売ってないよ。でも,貸してあげるから,テーブルの上にあるのを持って行き。」
方言についての話です。ポイントは,お母さんが言った「かってきて」というのが,関西弁では「借りてきて」という意味であるという点です。ちなみに,「買ってきて」は,「こうてきて」ということになります。
関西以外で生まれた私は,へえそうか,と思いました。「買って」を「こうて」というのは知っていましたが,「借りて」を「かって」というのは,このときに初めて知りました。しかし,大学生になって関西に住み始めても,この意味の「かって」を耳にすることはなかなかありませんでした。
4/18 シンポジウム「高齢者の貧困と孤立」
大阪弁護士会広報室の小島です。
4月18日(土)、大阪弁護士会館において、シンポジウム「高齢者の貧困と孤立」~ソーシャルワーカーと法律家のコラボ~が開催されます。
子ども・若者・女性の貧困に比べ、高齢者の貧困はあまり議論されていません。
確かに、資産や所得の多い方がいる一方で、わずかな年金で細々と暮らしている方、社会とのつながりの乏しい高齢者が膨大に存在します。
このシンポでは、現場の実態を踏まえ、高齢者の権利を守り、生活を支えるために何をすべきかを考えます。
参加費は無料です。是非多数ご参加ください。
日時:2015年 4月18日(土) 午後1時~午後4時
場所:大阪弁護士会館
主催:大阪弁護士会、大阪医療ソーシャルワーカー協会、大阪社会福祉士会、大阪精神保健福祉士協会
詳しくは大阪弁護士会HPをご覧ください。