よくない知らせ
今年も暑い季節が到来しました。
毎年毎年、飽きもせず、定期的にやってくるのですから、ご苦労なことです。
先週の水曜日、今日はずいぶん気温が上がるなぁと思いながらデスクで仕事をしていると、外から戻ってきた事務員さんが事務所内に漂う空気の異常を感知しました。
事務所内の雰囲気が悪いわけではありません。
事務所メンバーの風通しが悪いわけでもありません。
事務所内の空気が生暖かい、いや、暑いのです。
どうやら事務所の業務用エアコンの調子が悪いようです。
急ぎリモコンの液晶を見ると、「L5」だか「LS」だか判別できない液晶表示が点灯し、何やら彼なりに必死に窮状を知らせてきているようです。
異動の季節
何かと気忙しい年度末ですが、桜の便りも届き始め、季節は春、異動の時期です。
転勤のような異動とはほとんど縁がない我が業界ですが、そんな弁護士でも異動にそわそわすることがあります。
自分の異動についてではありません。
裁判官の異動についてです。
裁判係属中、このまま進行すればこちらの主張を受け入れてくれそうな裁判官であれば、「どうか異動してくれるな。まだ当地に3年しかいないじゃないか。」と思います。
反対に難しい進行を余儀なくされている裁判であれば、「どうか異動してはくれまいか。もう当地に3年もいるじゃないか。」と流れが変わることに妙な期待をしてしまうこともあります。
もちろん裁判所・裁判官は公平・公正で各人で区々の判断になることなどないはずですが、事の真偽・評価が微妙なケースであれば、弁護士としても担当裁判官が変わるか変わらないかに興味を持たないわけにはいきません。
受け継ぐもの
毎年この時期には同じような話を書いておりますが、この年末年始も3歳の息子を連れて福島県郡山市の実家に帰省しておりました。
郡山市は大した積雪もありませんでしたが、孫に雪遊びをさせたい祖父母の思いもあり、元々の地元である会津若松市まで車を走らせて、鶴ヶ城の一角で半ば無理やり雪だるま作りやそり滑りなどで楽しいひと時を過ごしました。
昨夏の帰省時には、これまた孫に水遊びをさせたい祖父母の思いもあり、我が息子は猪苗代湖で湖水浴デビューを果たしました。
子どものころに僕が体験したことを、まさにその同じ場所で息子が体験しているという現象は、何だか当たり前のことのようでいて特別なことのような気がします。
両親、僕、そして息子と3世代(それ以上)にわたり継承されている時の流れを感じました。
会津若松市は、NHK大河ドラマ『八重の桜』で大変な盛り上がりです。
皆様もご覧になられましたでしょうか。
立場が変われば見方も変わる?
本業とは関係のない某団体の活動の一環で、本日、中之島の中央公会堂で開催されるイベントの企画・設営・運営の一端を担当する役割を得ました。
参加する側ではなく、主催する側に回ってみて初めてわかることがあります。
何事も実際にその立場に立ってやってみないとわからないものです。
企画そのものを生み出す苦労はもちろん、例えば、会場の手配ひとつとってみても、そもそも会場が空いているのか、空いているとして仮押さえはできるのか、仮押さえに費用はかかるのか、いつからキャンセル費用がかかるのか、お金の支払いはいつまでに、振り込みか現金か・・・、嫌になるほど多くのことを考えて進めていかなければなりません。
また、会場に持ち込む機材があれば、その機材や搬入の手配はもちろん、会場との間で搬入経路や搬入時間の調整、電源の有無や配置場所などの事前の調整も必要になります。
五輪に見るジャッジメント
昨日は、銀座でロンドンオリンピックのメダリストの凱旋パレードがありました。
もちろんメダルを獲得された選手は素晴らしいですが、メダルや順位とは関係なく、どの選手もが精一杯の力を出そうと奮闘する姿には感動させられました。
成功裡に終わったとされるロンドンオリンピックですが、一部の競技では誤審の問題が世間を騒がせました。
審判の技量や見識の問題もさることながら、オリンピックの機会にいろいろな競技を見ていると、それぞれの競技ごとに実に様々な審判方法・不服への対応方法があることに気付きます。
アーチェリーでは、ライン上に矢が刺さった場合には、とりあえず(?)低い方の点数を表示しておいて、そのセットが終了した直後に審判が目視で確認するようです。