弁護士報酬
今年の6月に独立して以降、事務所での法律相談や、ご本人に代わって通知書などの文書を作成したりする機会も増えました。
自分の知識や経験を活かして、その場で端的に直接的にお役に立てる(はずの)貴重な機会です。
まとまった報酬をいただけるというものではありませんが、代理人としての継続的な活動とはまた違った魅力があります。
弁護士に依頼するというと、高額な着手金を支払って代理人として相手方との交渉や法廷活動を行ってもらうというイメージがあるかもしれませんが、それに限らず、法律相談はもちろんのこと、ご本人の代わりにご本人のお名前での内容証明郵便や訴状などの文書を作成することも弁護士の通常の業務の範囲内です。
そういった方法を活用すれば、例えば、相手方に請求する金額がそれほど大きくなくて、正式に弁護士に依頼すると費用倒れになるようなケースでも、法律相談と文書作成の組み合わせで、数万円の費用で弁護士を利用することも可能でしょう(もちろん事案の難易や複雑さによって増減があり得ます)。
ほめる技術、叱る技術
大阪弁護士会では、子どもの権利委員会に所属しています。
本当は、子どもの福祉や学校問題、少年事件に興味があるのですが、なかなか実際に取り組む機会を作らずに今に至っています(当番出動をきっかけに1件の少年事件を担当している他は、大阪府の某施設の指定管理者選定委員会の委員に推薦いただいたくらいです。思いがけず委員長という重責を担っています・・・)。
そんな隠れ委員ですが、子どもの権利委員会のMLに興味深い投稿がありました。
我が家の坊っちゃんと「坊っちゃん」
先月1歳になったばかりの我が息子は、今日も元気に暴れまくっています。
可愛いながらも、それに1日中付き合う母親は本当に大変ですね。
子育てなどというものは、何も珍しいことではなくて、世の中にありふれていることのはずなのに、こんなにも特別で楽しくて大変なものだとは思ってもいませんでした。
我が家は、両方の実家が遠方なので、おじいちゃん、おばあちゃんに孫の顔を見せることも簡単ではありませんし、その援助を受けることも難しいです。
子どもと僕の面倒を見てくれる奥さんに感謝の日々です。
実家の話を出しましたが、僕の出身地は、福島県の会津若松市です。
大阪弁護士会でも珍しい東北出身者ということになります。
ふと思い出しましたが、夏目漱石の「坊っちゃん」にも会津の出身者が登場します。
山嵐です。
ヒールマーク
事務所開設から2か月以上が経ちました。
事務所のエントランスだけはタイル張り風になっていますが、そこにヒールマーク(黒い靴底のすり跡)が目立つようになってきました。
もちろんまめに掃除しないといけないのですが、このヒールマークを消す作業は結構大変です。
実は、僕、4年前のちょうど今ころの時期にヒールマークと戦っていたことがあります。
06年の5月に新司法試験を受験した後、9月の最終合格発表、11月の司法修習生としての採用までの間はロースクール生でも何でもない無所属、無職の状態におかれます。
その間も不合格の場合に備えて勉強は続けるのですが、貯金を切り崩したり親の仕送りに頼れるのでなければ生活費を工面できませんので、その時期に生まれて初めてアルバイトをしてみることにしたのです。
サイトウさんの取説
弁護士の齋藤優貴です。
さいとう・・・
何だか響きもぱっとしない、平凡な苗字です。
僕は日ごろから「齋藤」という画数の多い表記を用いていますが、高2の頃までは日常的に「斎藤」を使っていました。
「斎藤」から「齋藤」に変えたのは、高校の同じクラスにいたもうひとりのサイトウ君が僕よりも成績は下だったにもかかわらず日ごろから「齋藤」を使っていたことに対抗したという若気の至りと、大学入試やら何やらで戸籍上の正確な表記を使うべき機会も少なくなかったので、正確を期しておいて損はなかろうという判断によるものでした。
それからというもの、この画数の多さに苦労させられることもしばしばでしたが、今回は、そんなサイトウさんの(つまらない)悩みを通して、皆さんの業務や日常生活のお役にも立てればという実用的な(はずの)お話です。
ワープロソフトで「さいとう」と打ち込んで変換すると、「斎藤」「斉藤」「齊藤」「齋藤」など、様々な似ているような違うような漢字のサイトウが出てきます。