2012年3月20日 (火)
弁護士をしていてよかったなあ・・・
最近、ちょっといいことがありました。
私の主な取扱い分野の一つに税務があります。
3年ほど前の独立したころ、とある税務訴訟の依頼を受けました。地域密着型の個人病院を営む方が依頼者でした。
開業時に多額の借入れをして設備投資をしたのですが、返済に窮したため、その借入金債務の一部の免除を受けて事業再生を図ることにしたそうです。
ところが、その債務免除益に対して多額の税金を課せられてしまい、相談に来られたのです。
その方には課税された税金を支払うだけの資力はなく、課税されてしまっては経営が破綻し事業継続が不可能となってしまう状態でした。
そこで、この課税処分の取消を求めて訴訟を提起することになりました。
約2年半の審理を経て、先日、課税処分を取り消すとの判決が言い渡されたのです。
この判決の結果、依頼者の方は多額の税金を支払わなくてよいことになり、病院は破綻することなく事業を継続できることになりました。
長年にわたり地域の方々に親しまれてきた病院がこれまで通り存続できることになり、依頼者の方のためだけでなく、地域の方々のためにも本当によい結果が得られたと思います。
私の弁護士人生の中でも様々な意味で感慨深い事件で、弁護士をしていて本当によかったなあと実感した次第です。
よかったですね。依頼者から感謝してもらえる仕事をするのが、
よかったですね。依頼者から感謝してもらえる仕事をするのが、やっぱり一番ですよね。
おつかれさまでした!
私も、依頼者の方と一緒にがんばれた、思い出深い事件があります。
駆け出しのころでしたが、弁護士としてのあり方を学べたような気がします。
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