弁護士をしていてよかったなあ・・・
最近、ちょっといいことがありました。
私の主な取扱い分野の一つに税務があります。
3年ほど前の独立したころ、とある税務訴訟の依頼を受けました。地域密着型の個人病院を営む方が依頼者でした。
開業時に多額の借入れをして設備投資をしたのですが、返済に窮したため、その借入金債務の一部の免除を受けて事業再生を図ることにしたそうです。
ところが、その債務免除益に対して多額の税金を課せられてしまい、相談に来られたのです。
その方には課税された税金を支払うだけの資力はなく、課税されてしまっては経営が破綻し事業継続が不可能となってしまう状態でした。
そこで、この課税処分の取消を求めて訴訟を提起することになりました。
約2年半の審理を経て、先日、課税処分を取り消すとの判決が言い渡されたのです。
騙されないぞ!
最近に始まったことではありませんが、未公開株詐欺や原野商法など、詐欺的商法にまつわる出来事が連日のように新聞に掲載されていますね。
一時減少したといわれていた振り込め詐欺も、再び増加傾向にあるとか・・・
また、某口コミ情報サイトでもいわゆるやらせがあって、さらに、そのようなやらせによる口コミを商売している業者もあるようです。
昨日の某テレビ番組では、そのようなやらせの口コミを主婦がアルバイト代わりにしているとのことであり、なおかつ、当の本人はそれほど罪悪感を感じていない様子だとか。
詐欺と聞くと、組織的な悪質業者が手を変え品を変えというイメージがありますが、今や一般人がアルバイトという名の下にそのような商法に加担しているという現実があるようで、本当に恐ろしい世の中になっていると思います。
詐欺商法に加担している人も、一人ひとりの役割が比較的小さいが故に罪悪感もそれほど強くは感じない、ということなのでしょうか・・・
もちろん、このような詐欺的商法は許されませんし、社会から完全に排除されなくてはいけません。
公務員じゃありません
先日、業務とは全く関係のないところで、ある方とのちょっとした会話の中で、「弁護士さんは公務員ですよね」というようなお話がありました。
それで私は、「いえいえ、弁護士は公務員じゃないですよ」とお答えしましたが、弁護士がいかに知られていないかを思い知らされました。
確かに、司法試験に合格した後に研修(これを司法修習といいます)を受けて、裁判官、検察官、そして弁護士に分かれていくのですが、裁判官と検察官は国家公務員ですので、弁護士も同じような職種として公務員だと思われてしまったのかもしれませんね。
しかし、例えば刑事事件の国選弁護人などの一部の業務については国から報酬が出されることはありますが、あくまでも民間の職種であり、公務員ではありません。
ご依頼者から頂戴する報酬から、事務所の家賃や人件費などの諸経費を賄っているのです。そういう意味では法律事務所の経営は中小企業の経営と同じで、また、景気にも左右されるといった面は否定できないでしょうね。
弁護士の一日
弁護士は普段どんな日常を送っているのだろうと疑問に思われている方も多いと思います。
このブログでも一日のスケジュールを紹介されていた方もいたと思いますが、今日は私のスケジュールを紹介してみたいと思います。
普段ですと、朝、自宅から直接事務所に行くのですが、今朝は現在国選弁護人をしている刑事事件の被疑者と接見するために某警察署に赴きました。
接見とは、拘置所や警察署において弁護士が被疑者や被告人と面会し、打合せをすることをいいます。
ちなみに、被疑者と被告人の違いですが、起訴されるまでは被疑者と呼ばれ、起訴されてからは被告人と呼ばれています。
そして、今朝は、約30分程度被疑者と接見し、その後、事務所に行きました。移動時間としては合計でだいたい1時間30分ほどでした。
その後、午前11時半ころですが、相続財産管理人をしている件で関係者と打合せを30分程度しました。
相続財産管理人とは、亡くなった方に相続人がいない場合、その亡くなった方の財産を管理処分するために裁判所から任命される者をいいます。通常、弁護士が任命されることが多いです。

