ある潰瘍性大腸炎患者の記録
僕は,潰瘍性大腸炎患者です。
潰瘍性大腸炎とは,「主に大腸粘膜に潰瘍やびらんができる原因不明の非特異性炎症性疾患。厚生労働省より特定疾患に指定されている。」(wikipediaより)ものです。
僕は,潰瘍性大腸炎の診断が出てから5年,症状が出始めてから9年なので,それなりのベテラン患者だと言えます。
今回の記事は,僕の潰瘍性大腸炎患者歴のエピソード0をお送りしようと思います。
僕が自分の体の異変に気付いたのは,大学1年生のときでした。元からお腹が弱く,しょっちゅうトイレには行っていたのですが,このころ,便に血が混じるようになってきたのです。
17才の君へ
家庭裁判所に家事調停に出かけたところ,高校の時の担任の先生と偶然お会いした。
生徒の少年審判にいらっしゃったらしい。
僕も事件こそ起こさなかったが,10年前はこの先生にいろいろと心配されていたのに,
いまや自分が17才の少年のことを心配する立場になったのかと思うと,なにやらむずがゆいものを感じた。
いま,2件の少年事件を受任している。
もう僕も27才だ。
だから,本当の意味で彼らの気持ちになることはできない。
一生懸命,17才の自分を思い浮かべて,
彼らの気持ちを「分かった気になる」しかない。
所詮「分かった気になる」だけだとしても,
真剣に自分のことを理解しようとしてくれる大人がいるだけマシだ。
僕は自分でそう思いこむことにしている。
17才というのは,本当に大変な年齢だ。
育休プラス
筆者注:読者のご指摘を受けて,年齢計算の誤りに気付きました。
本文は訂正済みですが,長期間にわたって誤った記載をしていたことをお詫び申し上げます。
登場人物紹介
育休さん
弁護士。27才独身。
「あわてないあわてない一休み一休み」と言っているうちに周りはみんな結婚していた。
労働問題に関する造詣深く一級品であるが,恋愛はからっきしだよ三級品。
最近の口癖は「ラブプラスがあれば彼女とかいらないよね!」
デキ子さん
キャリアウーマン。27才既婚。仕事も出来るが子どもも出来た。育休さんの大学時代の友人。大学時代の育休さんに見向きもしなかった一人。
もう一つの正義
「正義の反対は,悪ではなく,別の正義だ」
クレヨンしんちゃんに出てきた言葉ですが,よい言葉です。
僕は,主として使用者側の労働事件を取り扱っています。
労働事件というと,やはり花形は労働者側の立場に立って戦うことで,使用者側は悪者扱いされがちです。
僕自身,大学生のころ,司法試験を目指していたときには「弁護士は弱い者の味方であるべきだ」と考えていました。
そんな僕が使用者側労働事件をやってみようと思ったのは,二人の弁護士との出会いがきっかけです。
マンガ道
僕がこのブログを書いている理由の一つは,
弁護士のことをもっと知って欲しいからです。
弁護士だって,
仕事でつかれて,「もう,やだ!ヽ(`Д´)ノ」ってなることもあるし,
恋に破れて,「もう,やだ!ヽ(`Д´)ノ」ってなることもあるし,