2013年1月18日 (金)

部活動

 

私は,小学校5年生~高校3年生まで
バスケットボール部でした。

いずれの時期も最上級生の時は,

キャプテンか,副キャプテンをしていました。

 

今ふりかえっても,
まー,よく毎日あんなに部活していたなーと思います。
強豪チームではありませんでしたが,
人間関係も含めて,バスケが,
日常生活の大きな部分を占めていた気がします。


部活動の経験は,今振り返るとかけがえのないもので,
心底やっていてよかったな,と思います。

 

しかし,高校生の当時の自分は,
「後々いい経験になるから。」ということは

当然ながら理解できず,


部活でしんどいことは,
日常生活の直接のしんどさになっていたように

記憶しています。

 

 

これが,インターハイ出場校の部活に所属しているとなると,
部活が圧倒的な位置をしめ,他が入り込む余地もないくらい,
ほとんど全てが部活に支配されることになることは,
想像に難くありません。

 

 

 

大阪市の高校生自殺事件には,本当に心を痛めています。

 

いろんな立場から考えてしまいます。

 

キャプテンだったその子の立場,

 

キャプテンとは違う,でも,
いつ自分がたたかれるかもしれないと思っていた
チームメイトの立場,

 

指導員だった先生の立場,

 

それを知っていた周りの先生の立場,

 

たたいて厳しく指導する,という自分の指導方法に

自信をもっている(いた)全国の先生の立場,

 

この事件のニュースを追いながら,
固唾をのんで見守っている全国の先生の立場

 

この子の親の立場,

 

全国の「自分の子どもを厳しく指導してください。」と
と教員に依頼している(いた)親の立場

 

この事件を見ながら,部活はそういうものだ,
たたかれて指導されたことで自分が成長できたと

感じている人の立場,

 

部活の中で,暴力をふるわれたシーンを鮮明に覚えていて,
本当に嫌だったという思い出のある人の立場,


校長の立場,

 

教育委員会の立場,

 

大阪市長の立場,

 


それぞれの立場で,
いろんな受け止め方があると思います。

その子の立場も,

指導員だった先生の立場も,

どちらも想像するだけでも苦しくなります。

ゆえに,考えがまとまりません。

 


ただ,忘れてはいけないのは,
一人の命がなくなっていること。

 


決して当該高校特有の問題ではないと思います。

みんながふり返って,全体を見て,
自分にも責任の一端があると受け止め,
自分に何が出来たか,今後何が出来るか,
智恵を絞っていくことが必要だと強く思います。

子どもの人権110番

私は部活動に縁がないので、
一緒に取り組むことで生まれる連帯感のようなものがうらやましくありました。
しかし、今回は負の部分を知らされました。
加藤先生、110番でも拾い上げたいですね。

無料電話相談子どもの人権110番では,子どもの利益に関する

無料電話相談子どもの人権110番では,子どもの利益に関する相談が対象なので,子どもさんからも,親御さんからも,先生方からの相談も,一人で抱えずに電話してもらいたいと思いました。

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