熊本自慢☆
勉強漬けの毎日,同じ目標に向かって苦楽をともにした
ロースクール時代の親しい友人との絆は,
本当にかけがいのないものです。
今年の司法試験の合格発表が数日後に控えていますが,
受験生の方々には,たとえ結果が分かれたとしても,
勉強の過程を全否定したり,
友人との絆を拒否したりすることなく,
その後の対応を検討してもらえればと願っています。
さて,ロースクールの友人らとは,
毎年,10名前後で研修旅行を開催しています。
法曹となって3年目。今回もお互い成長を確認し,
刺激を受け合う場となりました。
私は今回の幹事で,地元・熊本旅行を決行しました。
「職親プロジェクト」
刑の一部執行猶予制度の記事に関連して,
民間主導で起こっている
刑務所出所者・少年院出院者を雇用促進を目指す
「職親プロジェクト」の取り組みをご紹介します。
結成当時の7社から,現在は10社に増えています。
関東でも職親プロジェクトの動きが起こっています。
「職親プロジェクト」と連携体制をとっている法務省でも,
今年5月10日,中央官庁で初めて,
保護観察中の少年一人を非常勤職員として採用したと発表しました。
新聞報道によると,地方自治体では、大阪府吹田市(延べ7人)、
大阪市(1人)で既に採用実績があるとのことです。
刑の一部執行猶予制度 新設
今月13日に,「一部執行猶予制度」の創設を盛り込んだ
改正刑法などが衆院本会議で全会一致で可決,
成立しました。
3年以下の懲役・禁錮の判決の中で,刑の一部の執行を
1年から5年の範囲で猶予するものです。
たとえば「懲役2年,うち6カ月を2年間の執行猶予」
とする場合,刑務所を1年半で出所した後,
社会内で2年間再び罪を犯さずに過ごせば,
猶予された6か月について
刑の言い渡しがなかったことになり,
刑務所に収容されないこととなるようです。