弁護士はノマドワーカーになれるか
暑い日が続きますね。
これからの時期,裁判所に行くにも,接見に行くにも,日傘・ハンドタオル・水筒が必須アイテムです。
そんな移動の途中に,某コーヒー店に入ったときのこと。
パソコンを広げて明らかに仕事をしている様子であるものの,スーツでもなく,どことなくおしゃれな空気を醸し出す人を発見。
噂の「ノマドワーカー」かしら!?素敵!!
さて,私の憧れた「ノマドワーカー」。
「ノマドワーカー」とは,「遊牧民」を意味し,自宅やオフィスの自分の机といった1か所にとどまらないで,カフェや居酒屋等,様々なところを自分の居場所として仕事をこなす人のことをいいます。
何とも自由な感じが漂っています。
では,弁護士もノマドワーカーになれないものか?自分の1日のスケジュールに合わせて考えてみました。
・打ち合わせ・・・依頼者の方のお話は基本的に他人に聞かれては
いけないので,事務所の会議室等の密室でないと無理。
・裁判所での期日,警察署・拘置所での接見・・・裁判所,警察署・拘
置所で行わなければならないので無理。
・書面の作成・・・紙媒体の記録を全てデータ化すれば可能。しかし,
セキュリテイ-面が心配。
・書面の提出・受領・・・裁判所とも相手方とも基本FAXでのやりとり
なので無理。
・メール処理・・・これはネット環境にあれば可能。しかし,内容が込
み入ったものになると,やはりセキュリテイ-面が心配。
・判例の検索・・・これもネット環境にあれば可能。
弁護士の職務の性質上,ノマド化できるのは,ちょっとしたメール処理と判例の検索,といったところでしょうか。
もっとも,機械に強い弁護士は,セキュリテイ-面を万全にして,もっとノマド化しているのかもしれません。
機械にめっぽう弱い私が,ノマドワーカーになるのは,リスクの方が高いので,大人しく事務所で仕事をすることにいたします。
ノマド
IT業界の方から、弁護士の仕事のスタイルは紙の無駄遣いといわれて、確かにと思ったことがあります。
私もノマド、あこがれます!
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