「吉本新喜劇」で勉強させよう
梅雨が明けてしまいました。暑い暑い夏の始まりです。
皆様,熱中症にはくれぐれもお気をつけ下さい。
さて,先日はじめて「なんばグランド花月」に行ってきました。なんばグランド花月といえば,吉本新喜劇。
大阪の方でしたら,土曜のお昼は,お好み焼きかタコ焼きを食べながら新喜劇をテレビで観ている(観ていた)方も多いのではないでしょうか(少なくとも私は幼いころそうでした)。
そんななじみの新喜劇を大人になって久々に,しかも劇場で観たところ。新喜劇は,単に面白いだけでなく,人生の教訓めいたメッセージが織り込まれており,実に奥深いことに気付きました。
どんなところに奥深いなと思ったかというと,私の観た回であれば,うさんくさい霊媒師には気をつけろということ,亡くなった方の遺志を大切にしなければならないということ,最後は正義が勝つということ等等が,お説教臭くなく伝わってくるところです。
笑いの中にも大切なことをたくさん教えてくれる新喜劇。
水俣病と最高裁判所
4月の新年度からはや2週間半が経ちました。
異動,転勤等された方は,ちょうど環境に慣れたころでしょうか。
さて,水俣病訴訟につき,先日,最高裁判所が画期的な判断を下しました。
行政の裁量を規制し,行政の認定基準によらずして,個別具体的に患者認定をするようにとの判断をしたのです。
消極的司法が動くほど,水俣病における行政の対応はあまりにひどいものであったのだと痛感すると同時に,最高裁判所が,「憲法の番人」,「人権の最後の砦」であることを思い出しました。
経済成長の名の下に,犠牲になり,病気に苦しみ,さらに,行政の対応に憤懣やるかたなくお亡くなりになった方々を思うと,無念でありません。
この判決を受けて,不当な行政の対応については,毅然と闘う弁護士でありたい,と強く心に思いました。
弁護士的結婚のススメ~結婚する前にご注意を~
紅葉の見頃とともに,街はだんだんクリスマスムードですね。
大阪も,御堂筋や中之島等,年々ライトアップされる場所が増えて嬉しい限りです。
さて,日本で男性が女性にプロポーズするのは,年末が一番多いそうです。
クリスマスのロマンチックムードとともに,プロポーズ,女性にとっては,人生で最高の瞬間ではないでしょうか。
そんな最高の瞬間に,あえて,「ちょっと待った!!!」(※注:プロポーズされる女性が羨ましくて待ったをかけているわけではありません。)
「結婚」した後のお金のこと十分理解されているでしょうか?
Q 結婚前に各々貯めたお金は誰のもの?
A 基本的には各々のものです。ただ,結婚後に貯めたお金と区別できるように,自分名義の定期預金等にしてあまり手をつけないのがよいでしょう。
Q 結婚後に貯めたお金は誰のもの?
怒りと許し
中国で連日起きている反日暴動,ニュースを見るたび心が痛みます。
あれやこれやと思うところはあるのですが,今日は,私が好きな詩人茨木のり子さんの「怒るときと許すとき 」という詩のご紹介を。
以下は一部抜粋です。
「怒るときと許すときのタイミングが
うまく計れないことについて
まったく途方にくれていた
それを教えてくれるのは
物わかりのいい伯母様でも
深遠な本でも
黴の生えた歴史でもない
たったひとつわかっているのは
自分でそれを発見しなければならない
ということだった」
私たち一人一人の人との付き合い方においても,国と国との関係においても,真実に近い詞ではないでしょうか。
詩の全文が気になる方は,秋の夜長,ぜひ「見えない配達夫」という詩集を手にお取り下さい。
弁護士はノマドワーカーになれるか
暑い日が続きますね。
これからの時期,裁判所に行くにも,接見に行くにも,日傘・ハンドタオル・水筒が必須アイテムです。
そんな移動の途中に,某コーヒー店に入ったときのこと。
パソコンを広げて明らかに仕事をしている様子であるものの,スーツでもなく,どことなくおしゃれな空気を醸し出す人を発見。
噂の「ノマドワーカー」かしら!?素敵!!
さて,私の憧れた「ノマドワーカー」。
「ノマドワーカー」とは,「遊牧民」を意味し,自宅やオフィスの自分の机といった1か所にとどまらないで,カフェや居酒屋等,様々なところを自分の居場所として仕事をこなす人のことをいいます。
何とも自由な感じが漂っています。
では,弁護士もノマドワーカーになれないものか?自分の1日のスケジュールに合わせて考えてみました。