死刑制度の廃止を含む刑罰制度全体の改革を求める宣言
本年10月7日、日本弁護士連合会は人権擁護大会で上記宣言を賛成多数で採決し、今後死刑廃止に向けて取り組んでいくとの決意を表明した。
http://www.nichibenren.or.jp/library/ja/civil_liberties/data/2016_1007_0...
会場では賛成派、反対派から多様な意見が熱く交わされた。死刑廃止をめぐっては、会内でも多様な意見がある。また、FNNの世論調査では死刑存続派が7割を超えている。
私は悩みつつ、賛成票を投じた。
私の娘が8歳の時、同じ歳の女の子が通学途上でいきなり若い男性に刺身包丁で刺殺されるとう事件が起こった。その事件を新聞で読んでまず思ったのは、『被害者が私の娘なら、相手も殺してやる。許さない』だった。多くの親は同じように考えるのではないだろうか。その後知人の紹介で、被害者のお母さんから相談を受けることになった。被害者は一人っ子の母子家庭で、お母さんはその子の成長だけを楽しみにしていた。
「いい遺言の日」遺言・相続・終活なんでも無料法律相談会のお知らせ
遺言・相続センター運営委員会の櫻田です。
大阪弁護士会は,毎年11月15日を「いい遺言の日」とし,その記念行事として,大阪弁護士会館にて,以下の日時に,遺言・相続・終活に関する無料法律相談会を実施します。
岡山県立津山高校でワークショップの講師を務めてきました
岡山県立津山高校の2年生を対象にした選択科目でワークショップが実施されることとなり,縁あって講師を務めてきました。
なぜ大阪の弁護士が岡山で?ということはさておき,同高校は創立121年の歴史と伝統があり,明治33年に落成した旧本館は,NHKの連続ドラマ「あぐり」や「カーネーション」での撮影にも使用されたそうです。
また,B’zのボーカルの稲葉さんの出身校でもあるようで,熱心なファンが訪れるとか訪れないとか。
さて,今回のワークショップでは「社会における法曹の役割・重要性について学ぶ」ことが目的で,時間は90分,一方的な講義形式ではなく,13名の参加者との間で,某教授の「白熱教室」のような活発なやりとりをしていただければとのこと。
なかなかハードルが高くプレッシャーでしたが,事前学習も実施されるとのことでしたので,下記のアンケートに答えておいてもらうことにしました。
① 裁判に関するニュースで記憶に残っていることは何ですか?
② 「司法」「裁判」「法律」「法曹」を小学3年生の児童に説明するとすれば,どのように説明しますか?
③ 法曹三者のいずれかになるとしたら,どれになりたいですか?
オーバーステイ
最近、オーバーステイで逮捕されてしまった方の接見に行くことがありました。
「不法滞在の外国人」というカテゴリーに日本人はすごく厳しい目を向けることが多くて、やれ退去だなんだとマスコミなんかも声を上げるわけですが、
今回私がお会いした方は、留学して、日本語を学んで、その後日本で就職もして働いて、都度ビザもきちんと更新して…と本当に本当に真面目に日本で暮らしてこられた方でした。
今回ほんの数週間のオーバーステイで逮捕され、勾留までされてしまったのです。しかもオーバーステイになった理由もとても気の毒な事情で。
今後は不起訴→入管または起訴→執行猶予→入管、という流れで近く本国に戻られることになるのだと思いますが、ごくごく軽微な違法状態があったからといってすぐに日本の中で一生懸命に仕事をして活躍していた人を追い出して、しかも今後何年間も日本には入らせません!!というのは何とも強権的な制度だなぁと残念な気持ちでなりません。(もちろん在留特別許可や仮放免の手続きなどはあるにはあるのですが。)
広報委員会での業務(その2)
以前の記事では,大阪弁護士会広報委員会の業務として,私が女優の方などにインタビューをしていることについて書かせてもらいました。
https://www.osakaben.or.jp/blog/posts/128/entry/2211
本日もこのインタビュー関係の話です。
このインタビューの業務は,単にインタビューをするだけでなく,インタビュー対象者の方にオファーをするところから始まります。
オファーの方法はまちまちで,ベテラン弁護士等の伝手でアポを取ることができれば,単純に日程調整をするだけでインタビューを実現できるのですが,そうでない場合は自力でアポを取る必要があります。
直接アポをとるのが通常ですが,落語家さんの場合に,知人の若手落語家さんから大物落語家さんを紹介してもらったこと等もありました。