事実は小説より奇なり
私が、今一番書きたいテーマというと安保法制の問題で、一法律家として、立憲主義、法の支配、民主主義をないがしろにするこの成立過程については、一言も二言も三言も四言とも言いたいことがあります。しかし、それはまた別の場所で書くこととしますが、一つだけ、秀逸なコメントを紹介させてください。
安全保障関連法案の強行採決について新潟県弁護士会が出した会長コメントです。
「おかしいだろ、これ」。
大きくうなづきました。全くその通りです。(なお、これとは別に、「安全保障関連法案の採決強行に抗議し、同法の廃止等を求める声明」も同時に発表されています)。
さて、話題を変えて、シルバーウィーク、皆様はどのように過ごされましたか。私は映画観賞です。昨夜は、「天空の蜂」(原作・東野圭吾)を楽しみました。
自衛隊に納入される日に大量の爆発物を載せた巨大ヘリが、「天空の蜂」と名乗る何者かに遠隔自動操作により奪われた。ヘリは、福井の原子力発電所の上空で静止し、8時間のうちに日本全土の原発を破棄することを求め、要求通りしないとヘリは燃料切れで原発に墜落すると宣言。史上最悪の原発テロ。
MBSラジオ「弁護士の放課後 ほな行こか(^o^)丿0921」 今夜放送
大阪弁護士会 広報室の北野知広です。
MBSラジオ1179「弁護士の放課後 ほないこか」
本日お送りする放送は、志和 謙祐弁護士と高坂 佳郁子弁護士のご出演です。
続いて、『法律のほ~』のコーナーでは、大阪弁護士会 貧困・生活再建問題対策本部の丹羽 雅雄弁護士に、9月29日に開催する『浜矩子さん講演会「早く行きたいアベノミクスの向こう側~労働者のための労働法制の復権を目指して~」』について紹介いただきます。
今年の司法試験合格者数
9月8日に,今年の司法試験の合格発表が有りました。
司法試験や法曹養成とは直接関係が無い(と私は思っていますが)話題で耳目を集めましたが,予備試験組が合格者の1割を超えるなど,考えさせられることが今年も色々ありました。
その色々のなかで,合格者数について考えてみました。
昨年の司法試験の合格者数は,1810人で,前年より239人減少し,「1割も減った。」と話題になっていました。
法曹養成制度改革推進会議が平成27年6月30日付で発表した「法曹人口のあり方について(検討結果取りまとめ)」では,「1,500人程度にまで縮小する事態も想定せざるを得ない。」「司法試験合格者数が1,500人程度の規模を下回ることになりかねない。」と行った表現があった事から,どれぐらい減少するのだろうと思われていたようです。
昨年合格の68期から,実務修習前に埼玉県和光市で2週間,事前研修が実施されるようになった事からも,司法研修所のキャパシティにあわせて1,500名程度に減らされるのでは無いか,との憶測もありました。
9/29 浜矩子さん講演会「早く行きたいアベノミクスの向こう側~労働者のための労働法制の復権を目指して~」を開催します。
9月29日 浜矩子さん講演会「早く行きたいアベノミクスの向こう側~労働者のための労働法制の復権を目指して~」を開催します。
近年,労働法制における規制緩和が急ピッチで進められています。
いま国会では,「労働者派遣法の改正案」,「労働基準法の改正案」の2つの重要法案が審議されています。
労働者派遣法改正案は,これまでの派遣の業務に関する規制,派遣期間に関する規制を大きく緩和するものです。1985年に労働者派遣法が制定されたとき国 会は「派遣法が常用労働者の代替を促すことにならないように配慮すべき」と決議しましたが、この趣旨に反する法改正といえます。
労働基準法の改正案には,一定の労働者について労働時間規制の適用を除外する「高度プロフェッショナル制度」が盛り込まれています。かつて2007年に「残業代不払法」として非難を浴びて法改正が断念された経過があります。
このほかにも,「解雇の金銭解決制度」や「限定正社員制度」など、次々と労働法制の規制緩和策がうちだされています。
9月26日 大阪弁護士会貧困・生活再建問題対策本部設立5周年記念市民シンポジウム
「借金して進学。返済のためのバイト。それでも夢をかなえたい。~奨学金とブラックバイトから考える若者の貧困~」を開催します。