卒業
この度の東北関東大震災でお亡くなりになられた1万人を超える犠牲者の方々には謹んでご冥福をお祈り申し上げます。また,被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
毎日のようにテレビなどで映し出される被災状況を目の当たりにして,私にできることは何なのか自問自答する日々が続いていますが,なかなか答えが見つかりません。
そんな中,私が所属する「友新会」という大阪の弁護士のうち600名余りが構成員となっている団体の中で,さらに登録10年未満の若手弁護士280名ほどが構成員となっている団体「友新若手会」の会の会計から100万円を義捐金として日本赤十字社に寄付させていただきました。我々ができることは他にも色々とあるかと思いますが,まずは今回の義捐金の寄付の通じて我々会員の思いが被災者に届けられたらと願うばかりです。
ただ,私自身は,その友新若手会をこの3月いっぱいで卒業することになります。友新若手会にはいろんな意味で思い入れが強いだけに,卒業するのは非常に寂しい限りです。
研修
昨日,大阪弁護士会で開催された弁護士向けの研修で講師を担当させていただいた。
テーマは「民事再生申立基礎研修」ということで,法人の民事再生手続の申立代理人をこれまでほとんど経験したことがない弁護士を対象に,問答形式で民事再生手続の実務のイロハから概説させていただいた。
私の場合,日常業務で民事再生事件や破産事件などの倒産処理業務に携わることが比較的多いため,今回このようなお話をいただくことになったと思われるのだが,研修の準備を進める中で,自らの不勉強を大いに反省させられる場面も数多くあった。
実は弁護士会の研修で講師を担当したのは今回が2回目だったのだが,研修の講師を引き受けると,その準備に莫大な時間と労力を費やさなければならず,実に面倒である。
が,その反面,準備を進める中で新たな発見もあったりしていろいろと勉強になり,自身の研鑽のためにも貴重な機会となっている。
なので,これからも話があれば是非講師をお引き受けしたいと思っているのだが,1点だけ改善いただきたいと強く望んでいることがある。
それは,研修の単位認定についてである。
トリベン
皆さんは「トリベン」をご存じだろうか?
私もその存在を知ったのはつい1ヶ月ほど前のことなので,ご存じない方がたくさんいらっしゃっても無理のないことなのだが,「トリベン」というのは,「あなたの不安をトリのぞくベンゴシ」ということで,大阪弁護士会総合法律相談センターの広告に使われたキャラクターである。
ただ,このトリベン,どうもお目にかかれるのは電車の中だけのようで,大阪弁護士会のHPや大阪弁護士会総合法律相談センターのHPですらお目にかかれない。
インターネットで検索してみたところ,辛うじて下記リンク先に写真が掲載されているのが発見できたので,ご存じない方はご覧いただければ幸いである。
さて,この「トリベン」のキャラクターについて,ご覧いただいた皆さんはどのような感想をお持ちになっただろうか?
祝・CS1stステージ突破!
今日は久しぶりにジャイアンツファンとしていい気分を味わうことができたので,タイガースファンが多いであろう読者から多くのご批判の声が上がるのは承知の上で,今日はジャイアンツの話題で・・・。
ジャイアンツが宿敵タイガース相手に甲子園で2連勝して,クライマックスシリーズの1stステージを見事突破した。
しかも,昨日は完勝,今日は終盤の大逆転と,ジャイアンツファンにとってこれ以上気持ちいい勝ち方はないという勝ち方であった。
10年の節目を迎えるにあたって
あと1ヶ月ほどで弁護士になって丸10年の節目を迎えることになる。
ついこの間ひまわりのバッジをもらったばかりのような気がするのだが,弁護士になったのが25歳で,今はもう35歳なのだから,10年の月日が流れたというのは紛れもない事実なのだろう。
ただ,10年前に弁護士になったときは,10年後の自分の成長する姿に少なからず期待を寄せていたのだが,あれから10年が経った今の自分の姿は,残念ながら全くの期待外れであった。
10年前の自分と今の自分を比較したとき,変わったと実感できるは体重とウエストサイズと図々しさぐらいのもので,弁護士としての成長を実感できることは恥ずかしながら何もないというのが正直なところである。
つい先日も,司法研修所卒業10周年記念ということで,司法修習の同期生だった裁判官,検事,弁護士などが500人ほど集まって旧交を温める機会があったのだが,そこでほぼ10年ぶりに顔を合わせたとある女性弁護士から,福岡訛りで
あんたは10年前と全然変わらんとね~
と言われてしまった。