「飛行機はなぜ飛べるか」
飛行機には年に10回以上乗るであろうか。でも,できることなら乗りたくない。理由は単純,落ちてしまわないか不安だからである。
酒を飲んで飛行機に乗り込み,すぐに眠ってしまえばいいのだが,仕事の時はそういうわけにはいかない。なぜ,巨大な鉄の塊に,あれだけの人と物を乗せて空に浮くのか,まったく不可解である。
その理由が分かれば不安が解消されるのではと考え,飛行機に関する本を買って読んでみた。「よくわかる最新飛行機の基本と仕組み(第2版)」という本である。
飛行機が空に舞い上がるためには,ジェットエンジンと翼が必要とのことである(ここは理解できる)。翼は,進行方向に対して上向きの角度(「迎え角」)がついており,翼の後方から斜め後方に噴出される気流の反作用によって,翼は上向きの力を得ている。
翼の形状は,上面がふくらんでいて,下面が平らになっており,翼の上面と下面の形状の違いから,翼の上面の空気が下面よりも若干早く流れ,これにより,流れる空気の圧力差が生じ,上向きの力(「揚力」)が生じるとのことである。揚力は翼面積と速度の2乗に比例するようである。
松本清張ベスト
先日,書店に行くと,新潮社より,「松本清張傑作選」(全六巻)が発売されていた。
浅田次郎,宮部みゆきら6人が,松本清張の作品を,それぞれ独自の視点でセレクトしたというものである。
早速,6冊買って読んでみた。短編が収録されており,ほとんどの作品は読んだことがあったが,改めて読むと,やはり面白い。ストーリーに引き込まれ,電車に乗っていると,もう駅に着いてしまったのという感じ。
エンディングが鮮やかで,思わずうなってしまうほど。
この機にほかの清張の短編を読み返してみて,ベスト5をチョイスしてみた。
1位 「真贋の森」
2位 「陸行水行」
3位 「危険な斜面」
4位 「顔」
5位 「共犯者」
ちなみに,長編のマイベストは,「わるいやつら」である。
平成24年弁護士会将棋大会
先日,将棋大会2回戦があった。
対戦相手はS原先生。
私は,先手になれば石田流,後手になればゴキゲン中飛車で戦おうと決めていた。
中飛車は,受けの要素が強い戦法といわれているが,ゴキゲン中飛車は,攻めの戦法である。にこやかでごきげんな近藤プロが開発したので,そう呼ばれている。
将棋は400年の歴史があるが,今でも新たな戦法が開発されているところに将棋の奥深さを感じる。
さて対局であるが,S原先生は,3七銀急戦でこられた。3七銀急戦は,ゴキゲン中飛車に対する有力な戦略といわれている。
私は,序盤で銀得を果たすことができた。対局前,優勢になったら,攻め急がず,自陣を整備するなどじっくり指そうと決めていた。
しかし,それができなかった。玉のまわりの歩をついて自陣を広げておけばよいのに,左の桂馬をはねてしまい,相手に攻撃の目標を与えてしまった。
英語を話せるようになるためには
企業の海外への進出が加速しており,人種・文化・宗教を問わず
コミュニケーションできるグローバルな人材が求められている。
そんな世の中,英語を使いこなせるようになりたいとは
誰しも一度は考えるであろう。
では,英語を話せるようになるにはどうすればよいのか。
聞き流すだけの英会話,2段階スピード音声,ヒアリングシャワーetc,
各種教材が販売され,方法が紹介されている。
この中,これは効果的かなと思える方法を最近発見した。
それは,瞬間英作文というもので,中学レベルの短い日本語文を,
瞬間的に英語に訳していくというものである。
付属のCDがあり,日本語が読まれ,数秒の空白の後に英訳(正答)が
流れるのであるが,このサイクルが延々と繰り返され,数秒の空白の間に
どんどん英文を作っていくことになる。
小沢一郎無罪判決
本日,東京地裁で小沢一郎に対する無罪判決が出た。
政治資金規正法違反という容疑名もそうだが,特捜部が立件を断念した中,検察審査会が二度にわたり起訴相当と議決し,強制起訴に至った経緯からしても,無理筋の事件だったのであろう。
今回の裁判では,検察官調書が軒並み却下された。
日本の裁判は「調書裁判」といわれ,公判廷での証言や供述ではなく,捜査段階の調書に記載された供述のほうが信用されて事実認定される傾向がある。また,捜査段階で捜査機関の圧力に屈し,ひとたび自白調書が作成されてしまえば,公判で覆すのは難しい。
今回の裁判を契機に,捜査段階の調書が重視されるあり方が見直され,公判中心主義が加速されることを期待している。