47歳の父、胆管がんで死亡 会社に補償は可能?-<法律のツボ>
まず労基署に労災申請を
Q.父が昨年、胆管がんで亡くなりました。まだ47歳でした。
父は4年前まで、印刷会社で「校正印刷」の仕事をしていました。
印刷会社の従業員が同様に胆管がんを発症するケースが相次いでいると聞き、父が亡くなったのも労働災害が原因ではないかと疑っています。
どうやって調べたらいいのでしょう。そして、会社に補償を求めることはできるのでしょうか。
A.最近、印刷工場で働いていた多数の労働者が胆管がんを発症して死亡していることが判明し、大きな問題となっています。
厚生労働省の調査では、印刷洗浄液に含まれていた有機溶剤の「ジクロロメタン」と「ジクロロプロパン」が原因だった可能性が高いと指摘されています。
自炊代行サービス違法判決に思うこと
9月30日に東京地方裁判所で,「自炊代行」と呼ばれるサービスを著作権侵害とする判決が下されました。
この判決で問題になった「自炊代行」サービスは,①利用者がサービス提供者に紙の書籍を送付し,②サービス提供者がこれを裁断し,スキャナで読み取って電子化した上でサーバにデータをアップロードし,③利用者がサーバからデータをダウンロードする,というものでした。
このサービスは,紙の本をスキャナで読み取って,いわば自作の電子書籍を作成することで,収納スペースを節約したり,気軽に本を持ち歩いたりできるようにするものでした。自分で本を裁断してスキャナで読み取る作業をするのは大変なので,1冊あたり数百円を支払っても,このような作業を外注したい人は多かったようです。
この訴訟では,著作物である書籍を「複製」しているのは利用者か,それともサービス提供者か,という点が争点となっていました。というのも,著作権法30条1項は,個人的・家庭的に使用する場合や,これに準ずる限られた範囲内で使用する場合には,使用する本人が著作物を複製することを適法と認めているからです。
目の前に超高層マンション建築 良好な眺望台無しに損害賠償請求できますか-<法律のツボ>
販売会社に責任認めた裁判例も
Q.3年前、ベイエリアの高層マンションを購入しました。
「良好な眺望が楽しめる」とのうたい文句にひかれたのですが、最近目の前にもっと高いタワーマンションが建設され、景色がほとんど遮られてしまいました。
購入時、不動産会社の担当者は「近くにマンションは建ちません」というようなことを言っていたのに、腹が立ちます。この会社から賠償金をもらうことはできますか。
A.ある土地や建物の所有者らが、その場所から良い眺望を享受できる利益を「眺望利益」と言います。
これが侵害されたことを理由に損害賠償を請求するには、まずその眺望利益が法的保護に値するかどうかが問題となります。
具体的には
①文化的・社会的にみて客観的価値が認められる
日弁連CM撮影
大阪弁護士会広報室の小島です。
さて、大阪弁護士会館でなにやら撮影が行われました。
これは、日弁連が製作するCMの撮影風景です。
全国の単位会から出演したCMとのことで、
先日、関西チームの撮影が大阪弁護士会館で行われました。
秋晴れの会館屋上で、歌う!
「リーガル・ハイ2」放送にあたって
皆様、はじめまして。今回、初めて、掲載させていただきました室谷光一郎と申します。
9月のある日、大先輩弁護士から電話があり、「リーガルハイに絡めて書いて欲しい」との御依頼があり、ここに無事?掲載をさせていただくことになりました。
さて、皆様、「リーガルハイ」ってご存知ですか?
堺雅人さん(倍返しだ!で有名になっちゃいましたね)、新垣結衣さん扮する弁護士たちが主役の法律ドラマです。フジテレビ系列で10月9日(水)夜10時から放送がスタートします。
詳細は、下記のHPをぜひご覧ください!(実は、昨年。パート1がありました)