五分の勝ち
武田信玄の格言に,「軍勝は五分を以て上となし,七分を以て中となし,十分を以て下となす」というものがあります。5分,つまり半分の勝ちは励みになり,7分の勝ちは怠ける気持ちを生み,10分の勝ちは驕りを生じるから,というものです。
少し理由は違いますが,私も,紛争の解決にとっても,こちらの言い分が100パーセント通った場合,嬉しいこともありますが,勝ちすぎてしまって困ったな,と思うこともあります。
贅沢な悩みに思えるかもしれませんが,勝ちすぎてしまったために,紛争が解決しないということがあるからです。
例えば一審の裁判所で,こちらの期待以上に勝つということは,多くの場合,先方は想定よりひどく負けるということであり,控訴されてしまい,解決が長引くことになってしまいます。
あるいは,判決に至る理由の部分でも,こちらが少し「きつめ」に言った事柄を裁判所がそのまま採用してしまいますと,やはり控訴に繋がったり,控訴はされなくても恨みが残り別の紛争を生んだりすることがあります。
MBSラジオ「弁護士の放課後 ほな行こか(^o^)丿0622」 今夜放送
大阪弁護士会 広報室の北野知広です。
MBSラジオ1179「弁護士の放課後 ほないこか」
本日の放送は、梁 栄文弁護士と高坂 佳郁子弁護士のお二人です。
続いて、「法律のほ~」のコーナーでは、大阪弁護士会副会長の中井洋恵弁護士に、
平成26年度知的財産シンポジウム 「知財高裁設立10年 進歩性判断の到達点と課題」報告
平成27年3月12日午後1時から午後4時まで,大阪弁護士会館2階大会議室にて,大阪弁護士会と大阪弁護士会知的財産法実務研究会との共催により,「大 阪弁護士会 平成26年度 知的財産シンポジウム 知財高裁設立10年 進歩性判断の到達点と課題」が開催されました。
とある青果店で
とある青果店で、おじさんがお客に、「はいっ!奥さん、大根一本150万円!」。
とある居酒屋では、幹事が「今日の飲み会の会費は一人3500万円やで」。
どちらも大阪では珍しくないやり取りである。
しかし、冗談ではなく、これ以上のやり取りが現実の国がある。
今年6月11日、天文学的インフレのため、ジンバブエの通貨であるジンバブエドルが公式に廃止されたようだ。
なにしろ、1円=3京ジンバブエドルである。大根一本買うのにトランクいっぱいに詰めた
紙幣でもかえるかどうか。10兆円紙幣などというものまであるようだ。
このニュースを見て、先日友人らと旅行したカンボジアを思い出した。
日本の平安時代のころ建立されたアンコールワット遺跡群の高度な文明に感嘆し、
ポルポト政権時代の知識人等100万人以上の国民の大虐殺という悪夢のメモリアルに息詰まった。
しかし、それに加えて、印象に残ったのは、通貨リエルだった。
6/20 市民公開講演会のご案内
6/20今週土曜 13時30分~16時30分(開場13時)
市民講座が開かれます!
以下、ご案内です。 詳細はこちら
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イギリスの視察委員会制度から考える
日本の収容施設における人権保障
~英国王立刑事施設視察委員会委員をお招きして~
英国王立刑事施設視察委員会(HMIP)とは?
刑事・入管その他各種の収容施設を定期的に視察し、
収容施設における人権侵害事案についての調査、
施設環境の改善の勧告をおこなう王室直轄の組織です。
イギリスにおける視察委員会が、
刑務所や入管の施設環境の改善や被収容者の処遇改善に
果たしてきた役割についてお話いただくとともに、
日本の刑務所や拘置所、鑑別所、入管における
施設環境や処遇の今後の在り方について考えたいと思います。