お盆休み
今日は、8月16日。
世間的にはお盆休み中なのですが、
零細個人事業主には関係ない話です。
私の生まれ育った京都では、五山送り火が行われる日です。
子供の頃は、近所の競輪場のスタンドへ行き、
如意ヶ岳や妙の字を見ていました。
学生の頃は、通っていた学校のすぐそばに左大文字があり、
点火されて消えるまでのわずかな時間、
白梅町の横断歩道の途中で、
信号が変わるまでの短い時間、
立ち止まって見たりしていました。
ここ数年は、全く見に行けていません。
専門相談
4回目の登場です。
そろそろネタも尽きてきて、季節物として「暑気払い」という裁判官、弁護士の業界独特の夏場の宴会シーズンについてでも書こうかと思っていたところ、タイムリーにネタがとびこんできましたので、そのことについて書かせていただきます。
私達が依頼者の方や、相談者の方、ちょこっと知り合った方からよく、「ご専門はなんですか。」と聞かれます。
相談する方、依頼する方からすれば、自分の抱えている問題を上手に解決してくれる弁護士に依頼したいというのが人情でしょう。
少し前(ずいぶん?)に「離婚弁護士」というドラマがあったり、最近では「債務整理・過払いなら当事務所へ」といった宣伝をしている事務所があったり、労働事件や交通事故に力を入れている事務所があったり、弁護士の数が増え、他との差別化を図るために専門性を強調する事が増えてきているのは事実です。
ですが、一般論としては、弁護士は、すべての法律問題について扱うことができ、また、そのための研鑽も積まなければいけません。
貸与制
司法試験に受かって、最初に思ったのは、「とりあえず、1年半は食いっぱぐれないな。」ということでした。
司法試験に受かるまで10年以上かかり、ろくに仕事もしていたなかった私にとって、修習生になって、勉強しながらお金ももらえるという生活は、ある意味、バラ色の生活でした。
今でも、同期とご飯を食べるときなど、「あの頃生活に戻りたい~。」などと言い合う事があるぐらいです。
でも、これからは、そういうわけにはいかなくなりそうです。
というのも、修習生がお給料をもらえなくなるからです。
司法制度改革の中で、司法試験の合格者は2000人にまで増えてきました。
今後も、毎年の合格者を増やしていく予定です。
合格者が増えたことで、弁護士の数が増え、それまで弁護士がいなかった地域や少なかった地域にも弁護士がいるようになりました。
その一方で、弁護士の就職問題も発生してはいます。
裁判員裁判
4月13日から16日まで、裁判員裁判事件の弁護人をやりました。
4月13日は、まず、朝9時前に裁判所に集合して、裁判員候補者者の中から裁判員6名と補充員2名を選ぶ手続がありました。
8人ずつのグループ面談と、事前調査票で個別面談が必要と判断された候補者の個別面談をして、まず、裁判所が辞退の申し出を認める稼働を判断し、そのあとで検察官と弁護人が、相互に不選任とする人を選び、残った人の中から抽選で裁判員6名と補充員2名が選ばれました。
偶然ですが、このとき裁判員に選ばれた人は、男性3名、女性3名、年齢層も若・中・高、各2名と、バランスのとれた構成になりました。
お昼休みを挟んで、午後から、検察官と弁護人が冒頭陳述という、どんな事件なのかを裁判所と裁判員に説明する手続をして、この日は、終了しました。
当番弁護
中井でございます。 2回目の投稿になります。 タイトルの当番弁護というのは、警察に逮捕された人(被疑者といいます)が、「これから自分はどうなるんだろう。」とか、「どんな手続が行われるのだろう。」とか不安に思ったときに、1回だけ、無料で弁護士を呼べるという制度です。 当番弁護士は、普段は、逮捕された人やその家族から弁護士会に依頼が入り、毎日の担当弁護士が派遣されていくことになっています。 去年の5月からは、被疑者段階から国選弁護人をつけられるようになったため、この当番弁護士の派遣が増えています。(被疑者国選弁護士と当番派遣弁護士とは、厳密には違うのですが、細かい話はおいときます。)私は、最近だと3月14日に当番弁護士として、窃盗の事件と、覚せい剤の事件の2つの事件で派遣されました。2つの事件とも、既に起訴されて、今は裁判を待っている状態です。 ところで、お気づきの方もおられるでしょうが、今年の3月14日というと日曜日でした。日曜日でも警察に捕まる人は当然いるので、弁護士の方も、日曜日であっても何人かが待機をしています。 当番弁護士の派遣を割り振るのも普段は弁護士会の職員さんがやってくれていますが、日曜日や祝日は、弁護士会がお休みなので、弁護士が割り振りをやることになります。 今度の日曜日(28日)に、私がこの割り振り役をやることになっています。