1/24 「企業力向上セミナー ~新たな価値を生み出すアイデアとマネジメント~」を開催します
メンタルヘルスと「忠臣蔵」
今年,某広告代理店で起きた出来事を上げるまでもなく,職場でのメンタルヘルスに対する関心が高まっている。一人の女性の悲痛な死が,会社を,社会の意識を少なからず変えたことは否定できまい。
ストレスのせいで個人がその能力を発揮できないことは,本人にとって不幸なだけでなく,組織としての戦力喪失・機能低下につながるという意味でも深刻だ。従業員一人ひとりが過大なストレスを感じる就労環境が続けば,安定的な事業の継続はおぼつかない。下手をすれば組織の存続も危うい。
それにしても,何で我が国はこんなにストレスを抱える社会になってしまったのだろう。
心理の専門家によれば,人間関係によるストレスをいやすのは,受容と共感を基礎とした人間関係でしかないとのことだ。しかし私たちは,ともすれば,そうした人間関係が希薄な社会に生きている。
高度情報化社会になって,思考や感情を表現したり伝えたりするツールがどんどん発展し,便利になっていった。就寝前につぶやいた,たった一言が瞬く間に全国全世界に知れ渡る時代だ。その一方で,プライバシーや情報機密の必要性が強調され,「伝えることと伝えないこと」に,より一層深い注意を向けざるを得なくなった。
今年の出来事
大久保です。今年も12月になり、突然寒くなりました。
今回は今年の出来事を振り返ってみることにしますが、とりあえず思いついたものだけ書くことにします。
まずは6月のUK国民投票。
直前の世論調査では残留派がやや優勢かと思われていましたが、何と離脱派が上回り、仰天しました。
結果はともかく、投票前に離脱派が主張していたことをあっさり撤回していたのには呆れました。
たまたま離脱派の有力者だったボリス・ジョンソン前ロンドン市長が書いた「チャーチル・ファクター」という本が邦訳されていたので読みましたが、
なかなか面白い本でした。ただ日本人のノーベル賞受賞者に「前衛的な劇作家」がいるというのは、多分安部公房のことかと思いますが違いますね。
そして下半期に仰天させられたのがUSAの大統領選。
これも事前の予想を覆すものでした。ただ得票数自体はヒラリーが上回っていたようで、そのレベルでは当っていたかもしれませんが、
大方の予想を裏切りました。まさかトランプ氏が大統領になるとは。
山の魅力
今年もあと1か月をきってしまいましたね。
私も、ここのところ、仕事がたてこんでいて、あわただしい日々を過ごしています。
あっという間に年が明けてしまいそうな予感…
今日は(現実逃避も兼ねて)普段の仕事とはまったく関係のない話をしたいと思います。
私は、数年前、知り合いに登山へ連れて行ってもらったのをきっかけに、山の魅力にハマり、以後、山に登ることが増えました。
といっても、普段はなかなか時間が取れないので、近場の山(六甲山とか金剛山)へ行くことが多いのですが、年1回はまとまった休みを取って登りに行くようにしています。
ここ数年では、
利尻山(北海道)
立山(富山県)
白山(石川県・岐阜県)
焼岳(長野県・岐阜県)
蝶ヶ岳・常念岳・燕岳(長野県)
伊吹山(滋賀県・岐阜県)
大山(鳥取県)
「養育費・婚姻費用の新しい簡易な算定方式・算定表に関する提言」について
昨日(平成28年11月30日),日本弁護士連合会が「養育費・婚姻費用の新しい簡易な算定方式・算定表に関する提言」(以下「提言」といいます。)を発表しました(以下において,提言に記載されている算定方法を「新算定方式」といいます。)。
ざっと見たところ,新算定方式は,現在,家事調停・審判で用いられている「簡易迅速な養育費等の算定を目指して」(判例タイムズ1111号285頁,家裁月報55巻7号155頁)記載の算定方式(以下「標準算定方式」といいます。)と比べても,計算の枠組み自体は変わっていません。
【計算の枠組み】
基礎収入
=総収入-公租公課-職業費-特別経費
権利者らの生活費
=(権利者の基礎収入+義務者の基礎収入)×権利者らの生活費指数/(権利者らの生活費指数+義務者らの生活費指数)
養育費等額(年額)=