イベントのお知らせ
究極の人権侵害―「えん罪」を考える
シンポジウム「袴田、名張、布川、東住吉 えん罪再審事件の系譜~いまこそ、改めて取調べの可視化を考える」を開催いたします
2014年3月27日、6年に亘る審理を経て、袴田事件再審開始が決定されました。一方、 50 年余に亘ってえん罪を主張している名張毒ぶどう酒事件の奥西勝死刑囚についての再審請求は、2013 年10 月16 日に最高裁において、特別抗告が棄却され、現在第8 次再審請求がなされようとしています。また、大阪では、東住吉事件において、大阪地裁が2013 年3 月7 日に再審開始決定をなし、現在大阪高裁で抗告(三者協議)が続いています。
これらの再審請求事件は、いずれも被告人の「自白」が存する事件です。
それでは、被告人の有罪を基礎づけた「自白」は、どのようにしてなされたのでしょうか?なぜ、犯人とされている人たちは、やってもいない事件について「自白」してしまったのでしょうか?
事件の重要な証拠とされる被疑者の「自白」。しかし、それが密室での取調官の作文だとしたら…。無実の人が、今処罰されようとしているのなら、そんなに恐ろしいことはありません。
本シンポジウムでは、上記事件に加え、幸いにも再審により無罪が確定した布川事件も併せ、再審の可否が問題となった、えん罪事件を題材に、密室取調べの問題点、及び取調べの可視化の必要性を訴えます。
当日は、各事件の関係者をお招きして、再審事件の現状や、再審開始決定と併せて、刑と拘置の執行停止により、逮捕から48 年ぶりに釈放された袴田さんや、死刑囚として日々を送っている奥西さんの状況等もお聞かせいただく予定です。ゲストとして、ジャーナリストの江川紹子さんもお招きします。
多数のご来場をお待ちしております。
日 時 | 平成26年5月10日(土) 13時50分~16時30分 |
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場 所 | 大阪弁護士会館2階ホール (大阪市北区西天満1-12-5)地図 |
入場料など | 無料(お申込不要)、先着200名 |
お問合せ | 委員会部人権課 TEL:06-6364-1227 |
シンポジウムに先立ち、名張毒ぶどう酒事件を題材とした映画「約束」の上映会、ロビーコンサートを開催いたしますので、お誘い合わせのうえ、多数お越しください。
対 象 | 首のすわった幼児から未就学児まで |
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時 間 | シンポジウム開始15分前から終了15分後まで |
お申込期限 | 5月2日(金) |
お申込先 | 大阪弁護士会委員会部人権課まで、お電話でお申込みください。 電話番号:06-6364-1227 |