イベントのお知らせ
究極の人権侵害―「えん罪」を考える
仲代達矢さん主演 映画「約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯」上映会を開催いたします
独房の半世紀―――あなたは、その時間を想像することができますか?
獄中から無実を訴え続けている死刑囚がいます。奥西勝、86歳。昭和36年、三重県名張市の小さな村の懇親会で、ぶどう酒を飲んだ女性5人が死亡しまし た。「名張毒ぶどう酒事件」です。奥西は一度は犯行を自白しますが、逮捕後、一貫して「警察に自白を強要された」と主張、1審は無罪。しかし、2審で死刑 判決。昭和47年、最高裁で死刑が確定しました。戦後唯一、無罪からの逆転死刑判決です。
事件から51年――際限なく繰り返される再審請求と棄却。その間、奥西は2桁を越える囚人が処刑台に行くのを見送りました。いつ自分に訪れるか分からない処刑に怯えながら。
あなたは、その恐怖を、その孤独を、その人生を、想像することができますか?
事件発生当初から蓄積した圧倒的な記録と証言を再検証し、本作を作り上げたのは、『平成ジレンマ』『死刑弁護人』の齊藤潤一(脚本・監督)と阿武野勝彦 (プロデューサー)。
そして、奥西勝を演じるのは日本映画界の至宝、仲代達矢。息子の無実を信じ続ける母・タツノ役に、樹木希林。ナレーションをつとめるのは、寺島しのぶ。
日 時 | 平成26年5月10日(土) 9時30分 開場 10時00分~12時00分 映画「約束」上映会 12時00分~12時25分 名張毒ぶどう酒事件弁護団によるミニ講演 |
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場 所 | 大阪弁護士会館2階ホール (大阪市北区西天満1-12-5)地図 |
入場料など | 無料(お申込不要)、先着350名 |
お問合せ | 企画部広報課 TEL:06-6364-1371 |
映画上映会に続き、ロビーコンサート、取調べの可視化をテーマとするシンポジウムの開催も予定しておりますので、お誘い合わせのうえ、多数お越しください。
対 象 | 首のすわった幼児から未就学児まで |
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時 間 | 上映会開始15分前から終了15分後まで |
お申込期限 | 5月2日(金) |
お申込先 | 大阪弁護士会企画部広報課まで、お電話でお申込みください。 電話番号:06-6364-1371 |