イベントのお知らせ
憲法市民講座 第8回「表現の自由と著作権―パロディ・同人誌をめぐって―」を開催します
古今東西を問わず、パロディは豊かな文化を生み出してきました。現代日本におけるパロディ文化の最たる例は、漫画・ゲーム等の作品を素材にして二次創作を行う、いわゆる同人誌でしょう。日本では、同人誌作家から出発した人がプロに転向する例も、珍しくありません。一方、パロディは、古くから、社会的風刺の手段としても用いられてきました。このように、パロディは、重要な文化・表現活動の一環となっています。
しかし、パロディは、日本の著作権法上、違法とされる場合が少なくありません。たとえば、いわゆる「ポケモン同人誌事件」では、1998年に、ゲームソフト「ポケットモンスター」の同人誌を販売した作家が、著作権法違反により有罪判決を受けました。また、「ハイスコアガール事件」では、2014年、他社のゲームソフトのパロディをふんだんに盛り込んだ商業漫画作品「ハイスコアガール」につき、発行元会社が著作権法違反により捜索を受け、刑事・民事事件化しました。
このように、著作権法の規定・運用次第では、パロディ・同人誌をはじめとする豊かな文化・表現活動が阻害され、憲法の保障する表現の自由が大きく損なわれることになります。
本講座では、表現の自由と著作権の関係を専門的に研究しておられる木下昌彦准教授(憲法学)を講師にお招きし、特にパロディ・同人誌を素材にして、豊かなパロディ文化を発展させるために、表現の自由と著作権の関係・調整はいかにあるべきかを検討します。
ご好評につき会場を変更し、より多くのお席をご用意しています。
日 時 | 2016年12月17日(土) 午後2時30分~午後4時30分 |
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会 場 | 大阪弁護士会館 10階1001・1002会議室 (大阪市北区西天満1-12-5) 地図 |
定 員 | 120名 |
講 師 | 木下 昌彦 氏(神戸大学大学院法学研究科准教授(憲法学)) |
参加費 | 無料 |
申込方法 |
当ページのフォームからお申込みいただくか、チラシを印刷して所定事項を記入しFAXにてお申込みください。 必要事項を入力して「確認」ボタンを押していただくと、申込が完了します。 |
一時保育 | 一時保育サービスを実施します(要予約・無料) [対 象]原則、首がすわっている乳児~未就学児 |
大阪弁護士会 会員の方へ |
「表現の自由と著作権―パロディ・同人誌をめぐって―」は研修義務化対象講座です。(2単位) ・大阪弁護士会の図書カードをご持参ください。 |