大阪弁護士会の活動

知的財産相談のご案内

「大阪弁護士会-日本知的財産協会意見交換会」

平成27年12月2日午後5時から午後7時まで、大阪弁護士会館10階1001・1002号室にて、大阪弁護士会知的財産委員会と日本知的財産協会との意見交換会が開催されました。

本会は、「分割出願の権利化後の諸問題」、「進歩性判断における阻害要因」、「数値限定発明による権利行使の近時判例の傾向分析」及び「特許制度の在り方の研究」の4つのテーマにつき、日本知的財産協会から意見交換事項を提示していただき、それぞれに対して大阪弁護士会知的財産委員会からコメントを述べ、双方の間で意見交換を行うという形式で進められました。

「分割出願の権利化後の諸問題」では、企業実務においては重要な発明ほど分割出願が行われているという実情を踏まえ、分割出願における留意点として、分割出願のクレーム解釈における親出願の審査経過の参酌ついて、意見交換が行われました。

「進歩性判断における阻害要因」では、阻害要因に関する出願人・権利者側の主張と裁判所の判断理由が一致していない裁判例が散見されるという実情を踏まえ、阻害要因に関する裁判所の判断基準について、意見交換が行われました。

「数値限定発明による権利行使の近時判例の傾向分析」では、様々な分野で出願されている数値限定発明につき、近年の裁判例を検討しつつ、数値限定発明の特許出願や侵害判断を行う際の留意点について、意見交換が行われました。

「特許制度の在り方の研究」では、裁定制度(強制実施)と判定請求制度につき、各制度がいずれも利用件数が多くないという実情を踏まえ、どのような制度設計が考えられるかという点について、意見交換が行われました。

本会は、大阪弁護士会知的財産委員及び日本知的財産協会から多数ご参加いただき,大盛況のうちに終わりました。

本会終了後は、懇親会が開催されました。

大阪弁護士会-日本知的財産協会意見交換会

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