大阪弁護士会の活動

人権擁護委員会

いわゆる軍隊式行進等に関する事例

2017年(平成29年)12月12日

 大阪刑務所内において、平成23年12月12日から平成24年8月27日までの間、受刑者の移動に際して、刑務官が受刑者に対して、腕・足(太もも部分)をともに水平程度まで上げ、イチ・ニという号令を各自が発するという態様での行進(いわゆる軍隊式行進)をするよう指導がなされていたことに対し、同刑務所における全ての職員に対し、被収容者の歩き方について、集団管理及び所内の規律秩序維持のために必要な限度(複数人の場合は一列又は二列になって歩くというような整然とした行動の要請)をこえて指導してはならない旨を周知徹底するよう要望した。
 また、同刑務所において、申立人が本会宛てに発信した信書全てについて、信書の記述内容の確認がなされたことに対し、被収容者が発信する信書のうち、本会宛てのものにつき、いかなる態様においても内容の確認を行わないよう勧告した。

いわゆる軍隊式行進等に関する事例

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