2012年6月25日 (月)

順位について

塚崎です。

7,8年前に,「順位をつけない運動会」が話題となりました。

運動会の徒競走で順位をつけないのだとか。真偽は不明ですし,真実としても,現在も行なっているのかはわかりません。

その賛否については,色々な意見があるのだと思います。

 

先日久しぶりに,甲子園球場でプロ野球観戦をしました。野球好きにとって,甲子園,特に暑い季節にビールを飲みながらの甲子園は最高です。甲子園は,贔屓の球団にかかわらず,観客とグラウンドに一体感があり,スポーツ観戦の醍醐味を味わうことができます。

で,久しぶりに甲子園に行って驚いたことがありました。ビールなどの販売員の方(いわゆる「売り子さん」)に順位がつけられているのですね。腕に「ビール売上ランキング2位」などと書いた腕章が巻かれていました(男性の販売員の方もいらっしゃるのですが,腕章はなかったような気が)。大甲子園のスタンドでは,「さっき3位の人から買ったし,今度は1位の人いっとこ」「あの人を1位にするために,あと3杯は飲んどかな」などというやりとりが夜な夜な繰り返されているのかもしれません。

 

2012年6月21日 (木)

June bride

6月に結婚すると生涯幸せな結婚生活ができるという言い伝え。

6月は結婚式が多いですね。私も先日友人の結婚式に出席しました。

 前日まで大変な雨だったのに、当日は二人の門出を空まで祝福しているかのような快晴!二人がお互いのことをすっごく大切に思っているのが伝わる温かい結婚式で、新婦である友人のとびっきりの笑顔に、私も幸せな気持ちになりました。

 

 その結婚式で、民法754条に「夫婦間でした契約は、婚姻中、いつでも夫婦の一方からこれを取り消すことができる。ただし、第三者の権利を害することはできない。」との条文を挙げて、夫婦間の契約は裁判所に持って行かず、二人で解決して下さいねというスピーチがありました。

2012年6月20日 (水)

『手紙』 東野圭吾著

 

 

 

担当していた被告人と,たわいない雑談のはてに
自分が読み終わった手持ちの本を差し入れることになった。

 

お礼に,その被告人が私にプレゼントしてくれた本。
(以下は,多少ネタバレありです。)

 

***

 

なぜ弁護士という仕事をしているかきかれると
私は、「他に出来ることがないからだ。」とか、
「でもしか弁護士と呼んでくれ。」等と答えることが多いです。
これは、何もふざけているわけでもなく、
私が弁護士になるまでの経緯からすれば、正にその通りだからなのですが、
周りの人には理解してもらえず、
「またナカイが受け狙いでなんか言ってる。」みたいな評価をされてしまうのは
実に不本意です。

まあ、実際、この仕事に魅力を感じたからこそ
「なりたい」と思ったのであり、
魅力を感じているからこそ続けているのだとは思います。

この、弁護士という仕事の「魅力」について最近考えさせられる話を聞きました。
法科大学院の定員割れの話とか、貸与制の返還猶予の話とかもありますが、
今回聞いたのはそれよりももっと直接的な話です。

2012年6月18日 (月)

法科大学院の実情

先週の日経新聞に、全国の法科大学院73校のうち、86パーセントにあたる63校で定員割れの状態になっているという、衝撃的な記事が載っていました。

 

弁護士の就職難は騒がれ始めて久しいですが、この業界を目指す人がそこまで減っているのかと思うと寂しくなります。

 

 

法科大学院に入るためには、5月~6月に行われる適性試験という試験(全国の大学院共通のセンター試験のようなものです)を受けて、夏ころから私立の入学試験、11月ころから国公立の入学試験を受けることになります(もしかしたら、今は少し時期が変わっているかもしれません)。

ですから、来年の入学を目指す方々は、今ちょうど適性試験を終えて、どの法科大学院を受けるか検討しているところだと思います。

 

そんな中でこんな暗いニュースばかり報道されたら、受験生も本当に法科大学院を目指していいものかどうか迷ってしまうでしょう。